Thanksgiving To Me & Me

明日土曜日は"PAS DE DEUX"@三宿ウェブ。信じられないくらいバラエティに富んだメンバーが集結しているので、いったいどんなパーティになるのか楽しみにしていた方も多いと思います。本日タイムテーブルを公開しましたので、ぜひこちらをチェックしてみてくださいね。


さて本日、当ブログはめでたく更新開始から五周年を迎えました! そしてなんとも絶妙なタイミングなのですが、アクセス数も777777ヒットという非常にキリのイイ数字がカウントされました(いつの間にか)。いえーい、パチパチ。
───とはいえ、コメントもめったにつかないのが自慢のブログですから、ぼくの拍手は今日もまた小さく渇いた音を孤独な世界に響かせている。振り返ってみれば、こうやってそれなりに長い月日にわたって更新を続けてこれたのは、誰でもないぼくのがんばりのおかげ。いや……ひとえにぼくのおかげでしょう。ありがとう、ぼくのやる気!
しかし、こんな調子でこの記念すべきエントリーをシメてしまうと、ジャニス・イアンの歌声のようにセンチメンタルすぎるので、がんばるぼくを傍観してくださった皆様に感謝のおすそ分けをしたいと思います。


AKIRA MIZUMOTO / HOTSOUND MEGAMIX -VOL.3
[TOTAL 18:31 / INCLUDES OVER 200 SAMPLES / LIMITED 50 DOWNLOADS / FOR PROMOTIONAL ONLY]

2005年11月26日にこのブログをスタートさせたことにちなみ、2005年に製作した幻のミックスをプレゼントとして用意しました。
当時、ぼくはフジテレビで放送されていたF1の番組のために短いDJミックスを毎週提供していました。ぼくの選曲にのせて、前週のレースダイジェストがPV風に編集されて流れていたのですが、三分ほどの短いコーナーだったので、使われずに溜まっていくネタもたくさんありました。そこで番組が終わったあと、新たにサンプルしたネタと合わせ、全部で200パーツ以上のパーツを作り直し、それを二十分足らずの尺にギッシリと詰め込んで、完成させたメガミックス作品です。
最初のイメージは2many DJ'sのようなマッシュアップ作品の集合体……みたいな感じでしたけど、いざできあがったものはまったくそれとは違いますね。でも今聞き直しても、結構ユニークで面白いミックスになっていると思います。
当時、限られた友人だけにこっそり聴いてもらったっきり、ずっと秘蔵していたんですが、五周年にちなんで先着50ダウンロード(※+30ダウンロード追加しました 11/26 PM19:02)とさせていただきます。
ダウンロードはこちらから。※終了しました!(11/26 PM19:37)
これからも流行りのつぶやきに負けぬよう、ブログもできるだけ更新していくつもりです。今後ともよろしくお願いしますね。
ミズモトアキラ
2010年11月26日

二三枚 取りて重ねる 紅葉かな(子規)

KAMAKURA 2010

KAMAKURA 2010

鎌倉はまだまだ本格的な紅葉の季節ではなかったけれど、使い込まれたパレットのようなどこかホッとする彩りに、街が包まれてました。


iPhoneアプリ&SNSInstagram」にも定期的に写真を掲載しています。ユーザの方はid"akiramizumoto"で検索してみてください。

勇気ある追跡

ピザでも焼き上げるかのように軽々と、ほぼ年に一本のペースでコンスタントに映画を作り続けているコーエン兄弟。今年の新作『トゥルー・グリット』が全米でクリスマス公開。チャールズ・ポーティスの同名小説が原作で、一八八〇年代のアーカンソー州が舞台。父親を殺された娘(十四歳)が腕の立つ保安官を雇い、仇を討ちに行くって……いかにもコーエン兄弟の大好物&得意そうなエレメントが詰め込まれた物語です。
で、この作品には同じ原作を元にして作られた映画『勇気ある追跡』があって、ジョン・ウェインが保安官のルースターを演じ、念願のアカデミー賞主演男優賞を獲得したことで有名です。
このウェイン版をコーエン兄弟がリメイク……と紹介しているパブリシティを目にするんですが、厳密に言うと違うんですね。ポーティスの小説を再映画化した、と言う方がいい。ちなみにこの原作小説は映画公開に合わせて六九年に早川書房から邦訳され、現在は絶版。入手は困難で古書店でもほとんど見かけません。



一応、予習としてウェイン版の方も見ておきたいと思ったんですが、近所のビデオ屋には在庫なし。たまたま原作本を図書館のデータベースで探してたところ、DVDを発見。さっそく借りてきましたよ(小説は置いてなかった)。普段ティピカルな西部劇をほとんど見てないし、ハッキリした評価基準が自分の中にあるわけじゃないのですが、想像以上にオーソドックスな作品だったので驚きました。古いとはいえ六九年の公開ですからね。その年のアカデミー賞作品賞は『真夜中のカーボーイ』、前年にはキューブリックが『2001年宇宙の旅』を公開していることを考えれば、当時の観客にとっても決して斬新な作品ではなかったはず。見終わったあと、ひょっとして製作年度を勘違いしてたのかと思って、パッケージを見直してしまったほどです。
ウェインと一緒に旅するテキサスレンジャーの役がビーチ・ボーイズと縁の深いミュージシャン、グレン・キャンベルだったり、デニス・ホッパー(オーエン・ウィルソンそっくり!)が端役で出てたりするので、当時席巻していたアメリカン・ニュー・シネマの風にも多少は目配りしてるのかな。まあクラシックでありながら、経年劣化が認められる作品だからこそリメイクする意義が生じるわけですけどね。



父の復讐を果たそうとする少女、マティを今回演じたヘイリー・スタインフェルドのコスチュームを見れば、原作のスピリットを踏襲したとコーエン兄弟が主張する意味がよくわかる。左が原作本の表紙で、まんなかがヘイリーちゃん。そのまんまですね。ちなみに右がウェイン版で同役を演じたキム・ダービー。彼女は当時二十二歳、既に結婚と出産も経験してたというし、おまけにウーマンリブ運動にも熱心だったらしい。アメリカのマチズモを象徴していたウェインと現場でたびたび衝突してたとのエピソードもあって、それゆえこんな闘士風のショートカットだったんでしょうか。

それでもこの『勇気ある追跡』を見たあと、コーエン兄弟版の予告編を見ると、ウェイン版をオマージュしたようなカットがいくつか見受けられました。やはり見ておいてよかった。原作小説はまだ手に入ってないので、早川書房が来年春の公開に併せて復刊してくれたらいいなあ。



復刊といえば、『バーン・アフター・リーディング』の次に公開された『ア・シリアス・マン』は劇場公開はおろかDVDも未リリース。こっちもなんとかしてください。トレイラー見るかぎり、めちゃめちゃ面白そう!

味噌汁について語るときに僕が語ること。

<写真上:午前六時の西口会場。駅ビルを挟んだ反対側に、この二倍くらいのブースが出店している東口会場があります。写真左下はオープン二時間後の西口。写真右は東口会場にあった、最もシャレオツなお店>

毎月第三土曜日に開催されている「やまとプロムナード古民具骨董市」へ行ってきました。氷嚢を頬に当てられているような夜明け前の空気に震えながら、各駅停車に揺られて約三十分。午前六時のオープンきっかりに大和駅へ到着。
しかし、鼻息の荒いぼくをいさめるように、まだ九割くらいのブースは準備が出来てなくて(夜明けと同時に店を開けて、黒山の人だかりになってる店が一軒だけありました)吉野家で朝定食を食べたり、マックで本を読みながら時間を潰しつつ、のんびりと昼前までガーベッジ・ハンティング。
"古民具骨董市"と謳ってるだけあって、古書やレコードは殆どなかったんだけど、食器、雑貨、家具、端切れ、古着物、毛糸、紙モノなど思いのほか安くて琴線に触れるものが多数あり、飽きることはありませんでした。そもそも、ああいう青空市場っていろんな客商売の原点だったりするわけで、人の本能や欲を焚きつける力が強いんだろうね。むしろ値段を訊いた上で高ければ諦めようと思っていたのに、耳打ちされた金額が思いのほか安くて動揺……というパターンが多く、困ったくらいです。


<本日の収穫品より:こにくたらしい顔つきをした猫の一輪ざし。あと長く運命的な出会いを待っていたマイ・ファースト・コケシ>

買い物は途中から横に置いて、おもわず足を止めたくなるブースと素通りしてしまうブース、よく売れてるブースとそうでないブースの差はどこらへんに違いがあるんだろう───品揃え、レイアウト、店主の醸す雰囲気も含めて、どういうファクターがこちらの気分に作用しているのか───ワニブックの店主として各種イヴェントに参加する際の参考にしようと観察に励んでみたりして。そういう部分でもいろいろ勉強になりました。

話、変わりますけど。ひさしぶりに早朝の吉野家で飲んだ味噌汁が冷えた体を温めてくれたこともあってやけに美味かったんだよね。牛丼の値段はスクエアプッシャーの曲のように激しくアップダウンしてるけれど、吉野家の味噌汁50円って何年くらい変わってないんだろうか。松屋すき家に気持ちがあまり向かないのは、あの粉っぽいインスタント味噌汁のせいだと思う。


そして一心不乱にSP盤をディグしていた白髪の老人をこっそり撮影。会場に詰めかけた大勢の人たちの中で、SP盤を狙ってたのはおそらく彼ひとりでした。虫めがね持参で盤質をチェックしている姿はいつかどこかで見たような……。

Nothing But Music

◯CDで購入したものにかぎりますが◯じっくり音楽と向きあいたい時は◯自宅にいる場合でもiPhoneに流しこんでから◯ソファかなんかに寝っ転がって◯ヘッドホンで聴くことが多いです◯世界中の音にこだわってるミュージシャンの皆さん◯ごめんなさい◯でもちゃんとLAMEを使ってエンコードしてますので許してね◯といった軽いZANGEから始めてみたのですが◯はてさて音楽は◯小さな進歩は多くても◯大きく進化することは◯なかなか稀なアートフォームであります◯BまではまあOKだけど◯Cはなかなか許してくれない◯とでも言いましょうか◯身持ちの固い女のようで◯しかしこちらといたしましても◯Bまで許してくれたんだからおおむね満足◯というような事も多いわけであり◯バランスは取れているのかもしれません◯なにが言いたいかのかよくわからなくなったんですが◯とにかく気になる二枚の新譜を手に入れました◯N.E.R.D.が二年ぶりに出した『Nothing』◯それとですね◯ステレオラブがおなじく二年ぶりに出した『Not Music』◯お気に入りのバンドの新曲が聴けるという嬉しさを感じると同時に◯共に原点回帰したかのような◯復活作的な印象もあり◯あらためて◯音楽とは進歩多く◯進化少ないアートフォーム◯それもまた良し◯といった想いを強めた次第です。

◯お察しのとおり◯やれカラッポだとか音楽じゃないとか◯相関性を感じさせるキーワードがタイトルとして冠せられているのですが◯両バンドの実情は真逆のようで◯N.E.R.D.はバンドを再度活性化するために◯あえて我々はゼロからリセットするのだという◯ポジティヴィティ◯かたやステレオラブは活動休止を昨年に宣言◯このアルバムは契約消化のために◯前作のREC時に作られた未発表曲集だということなのです◯そのわりにちゃんと統一感もあって◯彼ららしさも全開なんですが◯20年近く活動し◯その間にはメンバーを悲劇的な事故で失ったりしたこともありましたし◯ここらでバンドをお休みにしたいという気持ちは理解できます◯実際フロントウーマンのレティシアはソロアルバム(『Trip』)を発表したり◯公私ともに相方だったティム・ゲインと六年前に別れたとか◯そんなゴシップめいた事情もあったりして◯いろいろあったよね◯お疲れさまと声を掛けたくもなりますけどね◯昔ある雑誌の取材でティムとは会ったことがありますが◯子煩悩で◯レコードの大好きなとても良い人でした。

◯もう新譜をそれほど熱心に追いかけなくたって◯ぼくたちは充分すぎるくらい音楽を所有しているじゃないか◯とたまに嘯(うそぶ)きたくなることもあります◯しかし小津安二郎のことばにありますように◯男女の仲というのは夕食を二人っきりで三度してそれでどうにかならなかったときはあきらめろ◯とも言いますし◯裏ッ返せば◯リアルタイムにアルバム三枚付き合えたバンド(アーティスト)とは◯このまま一生仲良くしたい◯常々ぼくはそう想っているのです。



オバマが抹茶アイスを頬張るとき、アキラは渋谷で焼酎を呑む。

日曜日、渋谷ディクショナリー倶楽部で開催された「グッドネイバーズ・ジャンボリー MEETS “さつまつり”」は楽しかったのだった! 鹿児島から万難(妻からの圧力、仕事先からの冷たい目、恋人との約束…)を排してあつまった熱き"さつま人"たちが、写真展やワークショップを開き、自ら仕込んだ焼酎を振る舞い、DJをしてる姿は感動的であった! そこに顔なじみの友人知人先輩たちも次々ブラっと遊びに来てくれて、APECよろしく「やあやあ」と立ち話する様は美しかった! ぼくはそんな光景を眺めながら、お湯や金柑のジュースやその他いろんなもので割った「大和桜」の杯を重ねつつ、ゴキゲンなプレイでお返しするのが精一杯であった!
そんな現場の模様はiPhoneではロクな写真が撮れなかったので、GNJでも大活躍したカメラマンのアンディが撮影した素敵フォトにリンクを張って、お茶をにごすとしよう。
さて、ぼくが初めて鹿児島を訪れてから11年。最初に訪れたその日からぼくは鹿児島という街に魅了され、自分の著作や雑誌の連載コラム(それが岡本仁さん率いるrelaxだったのも因縁を感じます)などで微力ながらプッシュしてきたわけですけど、今なにかもっと凄いことが起きつつあって、鹿児島在住の人たちだけでなく、ぼくのような外野も含め、確実にその磁場に引き寄せられているような、そういう予感がしています。
ぼくもその磁場にふたたび飛び込みなおし、予感を確信に変えるような面白いことを画策しています。皆さんにお知らせできる日もそう遠くはないと思うので、刮目してお待ちください。あ〜、早く言いたい!

It's A Wild Weekend

長瀬五郎くん(室見川レコード)が天神でNRBQ三昧のイベント「Harmony Grits#2」を明日の夜にやるとかで(福岡にお住まいの方、ぜひ遊びに行ってね)、つられやすいぼくも数日前からQまつり。
五郎くんもTwitterでオススメしてたけど、1969年のデビューから1989年までの二十年分の楽曲が詰め込まれたライノ編集のベスト盤『Peek-A-Boo: Best of 1969-89』はじつにツボを押さえた選曲で、ほんとに最高なのです。入門編としては間違いない作品なので、これが廃盤状態なのは残念すぎる。
なんとなくQが聴きたくなったときは、このベスト盤か1997年のアルバム『You're Nice People You Are』、もしくは1979年の『Kick Me Hard』を選んでる気がします。この二枚なんて20年くらいタイムラグがあるのに、時間経過をまったく感じさせないところが凄いのです。そしてどのアルバムにもぜったい心のベストテン/人生のテーマ曲(by 堀込泰行)が入っているのは、恐ろしいです。



……おっと、Qの話をしている場合じゃないや。今度の日曜と今月末…ぼくがみなさんの"ワイルドなウィークエンド"を素敵に演出するDJイヴェントがありますので、ぜひよろしくお願いします。前者はこの夏に鹿児島で行われたグッドネイバーズ・ジャンボリーの後夜祭イヴェントで、投げ銭制のリラクシンなパーティ。後者は古い付き合いのオーガナイザー、伊藤エリカさん主催のイヴェントで、ぼくも企画やブッキングなどで諸々協力しています(イヴェント名も考えました)。明けて28日がエリカさんのお誕生日ということもあり、顔の広い彼女ならではの超豪華なゲスト陣がご祝儀DJとして駆けつけます。ぼくはレジデントDJなので、みんなよりもたっぷり回しますよ。今からカレンダーに丸をつけておいてくださいね。ワオワオ〜!


11月14日(日)鹿児島グッドネイバーズ・ジャンボリー MEETS “さつまつり” @渋谷・ディクショナリー倶楽部
16時スタート〜20時クローズ
入場料:投げ銭 with ワンドリンク(焼酎各種) ※先着50名様にGNJ2010バッジをプレゼント
DJ:坂口修一郎(Double Famous/GNJ)、藤川毅(dubbrock)、Soyama (Uniform Circus BEAMS / T.B.Brothers)、ミズモトアキラ and More
ワークショップ:バターナイフ・ワークショップ Mar United 1st Anniversary Special !!! 鹿児島美人計画
フード:BE A GOOD NEIGHBOR COFEE KIOSK、なかはらや(酒すし)、Mar食堂(さつま汁、あくまき、軽羹 etc…)、キュウショク
マーケット:さつまもの
主催 : グッドネイバーズ・ジャンボリー実行委員会
協力 : MBC南日本放送、フジフィルム、マルヤガーデンズ、クラブキング
詳細:http://good-neighbors.jp/



11月27日(土)PAS DE DEUX @三宿・Web
Resident DJ : ミズモトアキラ / Special Guest DJ : 野本かりあ
Guest DJ : 伊藤陽一郎(AKAKAGE)、佐藤彰、尾田和実 (Lifehacker日本版編集長)、藤澤志保、大西陽介(Routine Jazz)、樋口泰輔(Berlina)、青木正(Crasty)、美甘純、鈴木健太郎、コガイモリエ
Booth-Live : 大河原泉QYPTHONE
Time : 22:00-05:00
Charge : 2,000yen (w/1D)
Information : Web (03-3422-1405)