安藤美姫は本番より練習中の方がいい(そして浅田真央はオフショットよりも演技中の方がいいかんじ)。

と、いうことで、今日聞いてたCDとレコードを三枚ほど選んでみました。

まずはバッファロー・スプリングフィールド。セカンドアルバムの「Again」をターンテーブルに乗せる率が高かったんだけど、ひさしぶりに全アルバム(と、いっても三枚しか無い)を聞き返して、一番しっくりきたのがファースト。僕が持ってるのは1曲目が「For What It's Worth」に差し替えられた2ndプレスのステレオ版なんだけど、A面のほとんどでリードボーカルを取ってるリッチー・フューレイの声が苦手で、B面の2曲目「Burned」からラスト「Pay The Price」しか今までじっくり聞いてなかった。

同じレコードを同じような再生システムで聴いてるのに、年を取って、それまでと聞こえ方が変わったり、お気に入りの曲が変化するのって本当に面白いよね。小説や映画なんかでも同じような経験をすることがあるけど、レコードが一番こういう"価値観の変節"に出会う確率が高い気がするんだ。あと欲しくなったレコードをCDで買うか、アナログで買うか悩むときは「抑え」で買うものがCDで、良いか悪いかの判断を"留保"してる時はとりあえずアナログで買ってる。まあ普通、そうだよね。これってきっと感覚が加齢して変化するのと同様に、アナログなら盤面やジャケットといった、あらゆる部分が自分と一緒に加齢していくから(傷がついたり、カビが生えたり、すれたり、濡れたり!)。ただここに選んだ二枚のようなジャズのライブ盤なんてのは、途切れなくじっくりと聞けるし、最近はオリジナルのアナログで漏れたボーナストラック(同場所の別日に録音したテイク、とかね)が入ってる事も多いから、そういう時は悩まずCDを選びます。これもまあ普通そうか。

ただしジャズはジャズでもオーネットとかアイラーみたいなフリージャズの実況盤なんかは、やっぱりアナログ向きだと思う。洗面器の水に顔を突っ込むゲームのように、ガバっ!ブハ〜っ!と片面ずつ、息継ぎしながら聴いていくと、最後まで聴き通した時には大きな快感というか、マゾヒスティックな充実感がありますね。


At Half Moon Bay

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