今日はWOWOWで「UFC57」を観戦。
今回のメインイベントはチャック・リデルとランディ・クートゥアのライトヘビー級タイトルマッチ。
クートゥアの華々しいリヴェンジを期待し、観客は"ランディ"チャントの大合唱。42歳にして現役のトップファイターというのは、世界中探してもランディ・クートゥアただ一人でしょう。*1
しかしここ一年の闘いを見るかぎり、かつての力強さやキレは失われており、キャリアの幕引きが近いことは誰の目にも明らか。それゆえ、このチャントにはいくぶん判官贔屓めいた響きが含まれているように感じます。
"The Natural"・・・というのがクートゥアのニックネームでした。とはいえ、彼自身のファイトスタイルは巧妙に時代のトレンドを取り入れ、常に技術をアップデートしてきました。
もちろんアマチュアのトップ・レスラーとして培ってきた、強固なレスリング技術の上に書き替えてきたからこそ、彼は常に"自然体"の闘いで実績を積み重ねられたのだといえますが。


<ここからは結果のネタバレ>

前回、チャックとの対戦でKOされた印象があまりに鮮烈で、彼の脳裏にも強くそのイメージが焼き付けられていたことでしょう。また1Rで受けた鼻骨へのダメージが尾を引き、中途半端な距離でパンチを打ち合ってしまったクートゥア。
力任せの右ストレートが空を切った瞬間、チャックは落ち着いて左のクロスを最短距離で合わせる。あごを打ち抜かれ、クートゥアは腰からマットに倒れこんだ。チャックは3発、4発とだめ押しのパンチを顔面に降らせる。こうなれば、レフェリーのビッグ・ジョン・マッカーシーは試合を止めるしかない。

試合後のインタビューで英雄ランディ・クートゥアは引退を宣言した。

*1:厄年! ちなみにヒクソン・グレイシーは今年47歳だが、2000年5月の船木戦から丸6年も戦ってない。クートゥアは2000年以降、UFCだけで12戦! おまけに40歳を過ぎてから、ヘビー級&ライトヘビー級の二階級制覇を成し遂げた。まさに鉄人。