長らく更新が途絶えておりまして、申ォ〜し訳ございません(高島政伸)。
ちょっと原稿仕事に集中しておりまして、いろいろ積もる話しもあるんですけど(マジで抱腹絶倒)ブログに手を付けるヒマが正直無いのでございます。
息抜きの時間はもっぱら本ばかり読んでおります。一番最近読み終わったのはキャプテン☆ボンバー・・・じゃなくて、キャプテン・ビーフハートの評伝(河出書房新社)と、森達也さんの「下山事件」(新潮社)。どちらもすごく分厚い本なんだけど、あまりに面白くて二冊とも都合二日で読み終えました*1
ビーフハートの本はファン以外が読み通すのはかなりキツイはず*2。そういった意味で万人にお勧めできる本ではないのですが、ザッパと違って正式なオリジナルアルバム*3はたった12枚。そのうちの3枚(「Trout Mask Replica」「Clear Spot」「Ice Cream For Crow」)を聞けば、ひとまずバッチリだと思うので、それをクリアしたら読んでみちゃってください。彼の音楽を聴いたことのない人はこのページ(http://www.beefheart.com/)の資料室みたいなところに映像なんかがアップされてるので、見ればいいと思うな*4ZAZEN BOYSファンもゆらゆら帝国ファンもビーフハート聞いて、居住まいを正すべし。
で、「下山事件」の方は書き出すと、こないだの「ネットワーク」くらい長くなっちゃうので細かい感想は書きませんが、森さんの本ってどんな題材の本もかならず同じ終わり方をするとこが好き。ビーフハートの本もそうだけど、モノゴトは常に多面的で重層的で曖昧なのであり、それをできるかぎりあらゆる角度から精査しつつも、簡単に結論を出さないというのは「誠実さの現れ」なのだ。しかしマジメな人はそういう態度を誠実だなんて決して思わなくて、逆に「無責任だ!」なんて怒っちゃうから最悪なのよね(笑)。モノゴトに対する結論なんてのは、さまざまな「途中経過」をたくさん手のひらに乗せ、自分なりにこねくり回した上で勝手に出してしまえばいいのだ。そしてその結論もまた途中経過だから、またいつかこねくり回しちゃえばいいのであーる。不真面目、最高!

*1:「ああ、もしかしてほんとは暇なんじゃないの?」っていうツッコミが全国から聞こえた気がするのは無視。

*2:第一、定価が五千円。

*3:スタジオ録音盤のみの勘定。ライブ盤やコンピなんかも入れれば、だいぶ増えちゃいますが。

*4:この中のお勧めは"I'm Gonna Booglarize Ya Baby"のスタジオライブ、MoMAにも永久コレクションされてるという"Lick My Decals Off Baby"のTVCM、これまたMoMAコレクションされてるプロモビデオ"Ice Cream For Crow"。