えーっと、ただいま午前7時20分。目がつぶれるほど部屋が明るくなってきました*1。そろそろ寝なきゃならんのでしょうが、まあ、こんな状態で床に就いてもまちがいなく眠れない。軽く日記でも書きながら、アタマをクールダウンすることにします。
とはいえ、家から一歩も出られてないからなあ。なにも話題がないんだよね。昨日、仕事以外でしたこと・・・あ、UFCをテレビで見ました*2。メインイベントはホイス・グレイシーマット・ヒューズ! 会場はロスアンゼルスにあるステイプルス・センターっていうメガ・アリーナ。格闘技に詳しい人なら「え、ロスでUFC?」と、反応してくれるかもしれませんね。そうです、バイオレンス度が高い総合格闘技はライセンスが降りやすいネバダ州・・・まあラスベガスですね。UFCならMGMグランドが常打ちの会場になってたわけ*3。しかし、今回いろいろとUFCサイドに有利な事情が働いて、めでたく何年かぶりにカリフォルニア州からMMA*4の興業を行う許可が出たのです。UFCも今やアメリカで飛ぶ鳥を落とす勢いで人気を高めておりますし、まま、そういうことで、ひさびさのロスアンゼルス開催になった、と。ニコラス・ケイジとかザ・ロックとか、パリス・ヒルトンとかが見にきてましたね。
で、まあ、今回はそのメインイベントに尽きるわけだ。無理矢理に音楽で例えるなら<グランド・マスター・フラッシュとミックス・マスター・マイクがガチンコでスクラッチバトルした>って感じでしょうか? しかも二人が「DMC」で戦うと考えていただきたい。もうどうやったってグランドマスター・フラッシュに勝ち目無いでしょ?*5
実は総合格闘技って技術トレンドがすご〜くハッキリしてる世界なのね。簡単に言うと突出した一芸が有利な時代と、トータルバランスが取れた選手ほど有利な時代が振り子のように揺れ動いてきた。そうやって振り子が左右に行きつ戻りつしてるうち、振り幅はどんどん狭くなっていって、結局どうなったかというと「グラップリング(関節技)も打撃もレスリングも、すべてにおいてハイレベルな選手が勝つ!」という時代に突入してる(笑)。そしてその申し子こそ、誰あろうマット・ヒューズなんですよ。かたや最近のホイスは試合も一年に一回ペースだし、相手も曙とかデビューして間もない吉田秀彦とか、体重が20kgも軽い所英男だったりする。誰がどう見ても勝敗は見えてる。だからこそ引退を決意したホイスが「現役最強と謳われるヒューズに介錯して欲しいのかな?」と、思っちゃうわけだけど、どうもそうじゃなさそう。人生初の減量をしてまでオクタゴンに向かったホイスの真意とはなんだったのか?
そしてその結果、どうなったかというと・・・。

試合開始直後、ホイスの長いリーチに多少警戒する様子だったヒューズだが、あっさりとホイスをテイクダウンする。そこから流れるようにサイドポジションを取り、ストレート・アーム・バー。痛みに耐えるホイスの顔面がかなり引きつっている。たとえ腕を折られてもギブアップしそうにないホイス。ヒューズはすかさずバックマウントへ移行。ホイスはうつぶせにされ、ヒューズが馬乗りになる。ホイスの四肢は伸びきり、完全に無防備な状態。パウンドの雨嵐がホイスの顔面へと的確に振り下ろされた。数発の鉄槌が顔面にヒットしたところで、ホイスの動きが止まる。レフェリーストップ。ヒューズ完勝。場内では少なからず、ヒューズへのブーイングが飛んでいる(もうちょっと見せろよ、的な)。
試合後、無惨に顔を腫らしたホイスがインタビューに答える。彼はあっさりと現役続行を宣言。スポンサー名入りの野球帽とロゴだらけのポロシャツを着込んだホイスがフォレスト・ガンプに見えた。その夜、グレイシー神話はアメリカでも完全崩壊したけれど、彼は今後なんのために戦うというんだろう? 再び栄誉を得るため? それとも金のため? 彼の表情はうつろすぎて、読み取ることはできなかった。

*1:今日の予報は雨だったのに・・・。

*2:話題に困ると、テレビネタ。

*3:K-1アメリカで興業を打つ場合、会場がラスベガスになるのもまったく同じ理由です

*4:Mixed Martial-Arts。つまり総合格闘技

*5:これでもまだよく分からないというあなたは・・・各自、死ぬ気で調査してください!