二年前に出たファーストアルバム「ミルク・アイド・メンダー」、そして昨年の来日公演も評判だったJoanna Newsomの新譜『Ys』を聴きました。ハープの弾き語りというユニークなスタイルの女性シンガーソングライターで、その歌声や作風はケイト・ブッシュビョークフィオナ・アップルリッキー・リー・ジョーンズジョニ・ミッチェルカーリー・サイモン、はたまた昨年奇跡の復活を遂げたヴァシュティ・バニアン*1や、ブロッサム・ディアリーをも彷彿とする雰囲気(童女系?)があり、その歌声は「時に少女、時に老婆」という風に、めまぐるしく変幻していくのです。
ファーストと同じくドラッグシティからのリリースで、今回はさらにミキサーにジム・オルーク、ボーカルとハープの録音をスティーブ・アルビニ・・・要するにシカゴのインディシーンを代表する二人の顔役が担当しつつ、ストリングスにヴァン・ダイク・パークスが参加と、実にたまらん陣容で制作されています。
収録時間は約55分ながら、一曲目が12分、二曲目と三曲目、9分強、四曲目が16分、五曲目が7分で計五曲。アナログは二枚組で出ていて、要するに片面がほぼ一曲ずつのプログレ仕様なんですね。
輸入盤なので歌詞の意味まではなかなか読み取れないけれど、優れた楽器としての声、そして彼女の声を彩るハープとストリングスのソノリテだけで充分に魅了されてしまいました。


Ys

Ys

ミルク・アイド・メンダー

ミルク・アイド・メンダー

*1:彼女の詳しいバイオはこれ。復帰作「Lookaftering」にはジョアンナも参加してます。