まだどこの見出しでも見かけてないので、いち早く使ってみますよ。えー、今回の捏造うんぬんって「あるある詐欺」ですよね!(小鼻をふくらませながら)
と、まあ大爆笑を取ったところで今日も日記は始まりましたが、電話やATMを使った一連の詐欺事件とか宗教やセミナーの類、出会い系、絶対に儲かる株や為替の話とか、健康食品、矯正下着、外国語の教材やらゴルフやリゾート会員権・・・耐震偽装や賞味期限の切れた牛乳、果ては引退表明した格闘家の本が11万部突破したなんて話を読んだり聞いたりすると、なんでこんなにピュアな人たちが増えちゃったのかなぁと首をひねってしまいます。
その反面、たとえば今週公開されたソフィア・コッポラの「マリー・アントワネット」を心待ちにしてた人がす〜んごい多くて、そっちからも追い出されたような気分なんですよ(笑)。「トゥモロー・ワールド」であんな長文が書ける僕(おまけに納豆も食べられない!)なんてのは、空気の読めないただの阿呆。
書いてるうちになんだか淋しくなってきたので、僕はキューブリックの「バリー・リンドン」を見ることにしま〜す。

・・・と、早朝に更新したのはここまで。で、今は13時。半分眠りながら書いたので、最初にイメージした目的地へちゃんと到着してなかった。四時間ほど寝て、アタマもスッキリしたところで、少し書き足し。
上に挙げた事件のほとんどに共通するのは、「●●を食べれば何キロ痩せる」とか「●●を信じれば幸せになれる」とか「今、●●を買えば、100万円儲かる」といった言葉に含まれるナラティブな力が、ある種の人々の感情を強く動かすことで、納豆の買い占めに走らせ、ATMから大金を振り込ませたわけです。
時にそれは一杯のかけそばを三人の家族が分け合う話であり、ある時はオタクの青年が一人の美女によって生き方を変える話でもあります。人はこの世がナラティブであることを潜在的に望んでいるし(ドウ・ユー・ビリーヴ・イン・マジック?)夢ならいつまでも覚めないで、と、願っている。世の中が物騒になり、家族や隣人に怯え(怒らせてしまったら、バラバラにされてしまいますよ)、町中に監視カメラが設置され、ブログやミクシィで他人の日常をチェックする日々の中で、それでも世界は素晴らしいのだ、と考えているんじゃなかろうか。
ただ、あなたが感動する物語(たとえばソフィア・コッポラの映画のような)は僕に必要なさそうだし、僕が感動する映画(ヒドゥンとかトゥモロー・ワールド)をあなたは必ずしも必要としない・・・そんなの好きずきだし、当然ですよね? J-POPでメガヒットが産まれなくなった代わりに(J-POPのベクトルは演歌からビジュアル系に至る情感の追求より、山本リンダから倖田來未へ至る肉感の追求にシフトしてしまったから*1)、リリーさんの東京タワーが200万部も売れるわけで。信じるものは救われる。でも恐ろしきは物語! といったところで、今日の日記はおしまい。

*1:ゆえにPAMのアルバムは倖田來未のアルバムの千分の一しか売れないのです。これを俗にPAMの一分と言います。