おかげさまで12万ヒットを超えてました。ご愛顧ありがとうございます。これからもひねもすのたりのたりと更新して参ります。
さて、昨年のクリスマスに実家の母がプレゼントしてくれたIH炊飯器で炊いたごはんがめっそう美味く、すこし太った今日この頃です。寒くてなかなか愛車ユミヨシさん(自転車)で遠乗りできないこともあり、運動不足なのもあるんですけどね。さっき寝っ転がった体勢から起きあがろうとしたら、横っ腹が痙りそうになったし・・・。
で、一昨日も書きましたが、最近はもっぱら企画書的なものをまとめたり、執筆のための資料を読んだり、YouTube面白いバンドの動画を見たりしているのですが、本当に集中してなにかを書いたり考えたりする時は、同じ曲を延々とループしています。
たとえば今日はPascal Rogeが弾いたサティの「グノシエンヌ第5番」とPat Metheny(パット・メッスィ〜ニィ〜)の「April Joy」を100回くらい聴いてた。あんましクワイエットすぎると眠くなるし、あまりキャッチーな曲だと耳が取られるし、唄が入ってると、ついつい唄いたくなるので鬼リピ−トには向きません。
一曲単位ではなく、アルバム単位で丸ごと聴けて、なおかつループに耐えるものもあるんですが、たとえばBill Evansの「ザ・コンプリート・ライヴ・アット・ザ・ヴィレッジ・ヴァンガード1961*1」のディスク1。なぜにディスク1かというと、僕の大好きな「Waltz For Debby」が入ってないから。このCDは1961年6月25日の午後、ヴァンガードで行われたトリオの全5ステージにも及ぶ演奏*2をほぼ完全な形で収録した三枚組アルバムなんだけど、ディスク2&3にはその「Waltz For Debby」がテイク違いで収録されているので、その二枚を聴いてると、ついつい仕事をほったらかして聞き耳を立ててしまうのです。ディスク2の、特にM-6「Porgy」からラストの必殺「Milestones」へ到る流れはいつ聴いても素晴らしく、ホケーっとしてしまいます。もしかしたらヨダレのひと筋でも垂らしているかもしれません。
もちろんライブ盤なので、状況音も演奏と一緒に録音されているんだけど、食器がカチャカチャ鳴ったり、客のお喋りなんかが聞こえてくる。現在ではなかば伝説化された彼らの演奏を目の当たりにしながらも、哀しいかな、客が熱狂しているわけではないんです。客席にいる人々はもちろん、ステージ上のビル・エヴァンスたちも心からくつろぎ、食事や音楽やおしゃべりを楽しんでいたに違いありません。だからこそ僕はこのアルバムを聞きながら、ひとり仕事に気持ちを集中させることができるのかも。ジャズの完璧なる午後の中で(決まった!)。

*1:それにしても、このジャケ写の素晴らしさよ。ピアノの上面と頭、背中が並行。指は鍵盤を押さえているけれど、音が出ている気配は無し。謝っているわけでも、ふざけているわけでもなさそうだけど、突っこまずにはいられない。しかしホントなんだろうね、この姿勢は。凄すぎる。

*2:この日はビル・エヴァンス・トリオが二週間にも及ぶヴァンガード公演の楽日で、このわずか11日後にベーシストのスコット・ラ・ファーロが交通事故死。その追悼盤として「Sunday At The Village Vanguard」と「Waltz for Debby」が誕生した・・・という経緯があります。この1961年6月25日は俗に「ジャズの完璧なる午後( Jazz’s Perfect Afternoon)」と呼ばれております。