どうも、打合せマン*1です。みなさん、打合せしてますか? 僕は昨日から三日連続で毎日別メニューの打合せデイです。山本常朝は『葉隠』でこんなことを言っていますよ。
「前方を吟味して置かねば行き当たりて分別出来合はざる故、大方恥になり候。咄を聞き覚え、物の本を見るも兼ての覚悟の為なり。就中、武道は今日の事も知らずと思ふて、日々夜々に箇條を立てて吟味すべき事なり」
なにごともしっかりと準備しておかなければ、いざその時になって判断できず多くの場合、恥をかいてしまう。人の話を聞き覚え、モノの本質を見極めようとするのも、すべていざというときの決断、覚悟のためである。特に武士道においてはどんなタイミングで覚悟を迫られるか判らないので、常日頃から筋道を整理しておく必要がある・・・という解釈でいいでしょうか。もちろん武士道における「いざ」というのは「死を覚悟するほどの事」なので、僕の抱えてる仕事とは軽々しく比較できないですけど、それでもフリーランスの人間にとっちゃこうした打合せの場こそ、明日の糧を産むチャンス。気を引き締めておかなきゃなりません。
ま、なんで突然「葉隠」ブームがやってきたかというと、それはひさびさに観返したジャームッシュの『ゴースト・ドッグ』のせい(単純)。もう8年も前の映画なんですねー。あの時は正直ピンと来なかったRZAが担当したサウンドトラックが今の耳で聞くと、とても良かったです。『ブロークンフラワーズ』のサントラでフィーチャーしていたMulatu Astatkeといい、タランティーノの出現以降、お株を奪われたようなイメージがありますが、ジャームッシュこそ元祖"ラジカセ番長"ですよね。タランティーノジャームッシュって、互いの作品をどう評価しているんですかね? 『ゴースト・ドッグ』と『キル・ビル』なんて非常に似たような雰囲気のストーリーだし、ちょっと気になりました。
ということで、締めにも「葉隠」から抜き書き。
「時代の風と云ふものは、かへられぬ事なり。投々と落ちさがり候は、世の末になりたる処なり。一年の内、春ばかりにても夏ばかりにても同様にはなし。一日も同然なり。されば今の世を、百年も以前のよき風に成したくて成らざる事なり。されば、その時代にて、よき様にするが肝要なり」
さて、今日も一日がんばります。

*1:先日、春を探しに鎌倉へ行った折、偶然、庵野&安野邸を見つけてしまいました。良い雰囲気の家があるなあと思って、表札を見て気づいたんですけど。お宅訪問して「庵野さん、エヴァ頑張ってください」と、伝えようと思いましたが、面識もないのでやめておきました。