午前中から打合せのために外出。吹く風はひんやりとしているけれど陽光は夏のきざし。軽く汗ばむ。おまけに財布を忘れたことを駅に着いてから気づき、もういちど往復。大胆に汗ばむ。
30分遅れで原宿に到着し、KDDIデザイニングスタジオでトークショーの打合せ。内容がかなり煮詰まる。おもしろいものになりそうです。
雨とカミナリの中、東北沢へ移動。岡田崇くんちへ。週末のYMOライブのチケットを引き取り、オカヤンの新作仕事や収穫などをサカナにしばしトーク。5月末に発売される「宝塚歌劇~戦前篇~アメリカ・ジャズ・ポピュラー篇」「宝塚歌劇~戦前篇~ヨーロッパ・シャンソン・タンゴ篇」がおもしろそう。サンプルが上がってなくて音は聞けなかったけど、見せてもらったジャケットのダミー・・・特に鏡面仕上げの盤面が最高。ボクも最近戦前戦中の歌劇で使われたジャズやクラシックなどに興味を持ってたので、奇遇を感じました。
オカヤンちを出る頃には雨もすっかり上がって、盛夏のような青空。下北沢の洋食屋マックでいつものハンバーグ&チキンステーキ。
ところで下北は駅周辺の再開発がいつのまにか始まっていて、南口広場や小田急OXはあたかたも無し。再開発がどこまで風景を一新するかわからないけれど、新しく取り変わるであろうシモキタと旧態然とした雑多なシモキタが、今後どういうふうに溶け合っていくのか。薄められればそれまで。局所化して濃くなる可能性だって無論あるわけで、ボクはその一点に注視してたいと思う。
その後、mois cafeで元ivyの遠藤さんと再会。会うのは約2〜3年ぶりかな。積もる話ありすぎで四時間くらい話し込む。彼女とはモノゴトの捉え方や感じ方に共通点を見出すことが昔から多くて(もちろん価値観がまったく違う人と話すのも楽しいんだけど)、お互いの話に相づちを打ち合うウチ、宿便が取れたような気分。スッキリ。
帰宅してテレビをつけると男子高生が自分の母親の首を切り取った事件でニュースは持ちきり。*1
彼が犯行後、ネットカフェで「ビースティ・ボーイズのDVDを見ていた」と、固有名詞をだして報道したのには、不謹慎ながら笑ってしまった。おそらくマスコミは「Beastie Boys」という響きに、どことなく予言的で、猟奇的なニオイを含ませたかったんでしょう。
でもボクは即座に<ある想像>が働いたんですよね。
彼が見たDVDの具体的なタイトルは一切報じてなかったけど、もしもそれがPV集「ビデオアンソロジー」だったとしたら、そこにいわゆるマグノリア的符号があることを皆さんはお気づきでしょうか?
ディスク1に収録されている「Body Movin'」のビデオクリップ、1分45秒あたりを見てください。

YouTubeが見れない方に解説しますと、中世の城みたいな場所に潜入した賊(=アドロック)と、それに気づいた城の主(=MCA)が剣で闘います。その騒ぎに気づいた家来(=マイクD)が部屋に飛び込んできて、彼に城の主が気を取られたスキに、賊が首を切り落とし、その首は床へボールのように転がります。そして首無しの死体からは血がビュービューと吹き出す・・・そんなシーンが、実はこのPVの中にあるんです。*2
もし、彼がその事を知らずにこの場面を偶然に目撃していたとしたら、その心中はどんなだったでしょう?
また逆に、彼がこのシーンの存在を知っていて、もう一度それを見たいがためにネットカフェへ趣いていたのだとしたら?
彼が見ていたのが「撮られっぱなし天国」なら、こんな想像はすべて無駄なのですが(笑)、今のところ事実は彼と神様とネットカフェの店員のみぞ知る。

*1:お昼のニュースに登場した元検死官。「首の切断にはだいたい30分くらい・・・慣れてないと一時間くらいかかると思います」だって。な、慣れる?

*2:たしかMTVなどで流されたヴァージョンからはこのシーンが削除されてたと記憶してるんですが、はたしてどうだったでしょうか。