DoCoMoの新CM、流れるたびにウンザリ。キャッチコピーの「2.0」がまずどうかしてると思うけど、四番バッターばかりを並べたチョイ前の巨人みたいなキャスティングがとにかく暑苦しくて・・・。あのCMに惹かれて、他のキャリアからドコモに乗り換えようって人がいるとはとても思えないんだけど、ケイタイ小説世代のヤングにとってはあの無駄なゴージャスさがミリキなんでしょうかね。
個人的には、多数のタレントをCMに同時起用するなら、やはり「リザーブ友の会」のようなメリハリあるキャスティング(本木雅弘を筆頭に、われらが加藤賢崇さん、白島靖代大和武士夏川結衣竹中直人椎名桔平CHARA*1)が好みです。
ゴージャスといえば。
更新を毎日楽しみにしている某レコ屋のブログで紹介されていた、Dr. Buzzard's Original Savannah BandのYouTube映像。ポール・アンカがホストを務めていたTVショウ出演時の「Medley (I'll Play The Fool-Cherchez La Femme)」、そして出典は不明ながら、まるでプロモのような素晴らしい仕上がりの「Cherchez La Femme」。どちらも大袈裟でなく感涙モノ。
サヴァンナ・バンドといえば。
二年くらい前にはM.I.A.の「Sunshower」でケイタイ小説世代(しつこい!)にも注目されたし、ボクはもちろん全アルバム(四枚)を持ってますし、世間的には不評なラストアルバムすら愛着があるんだけど、やはり名盤の誉れ高いRCAからリリースされたファーストとセカンドアルバムを、ことあるたびに聞きかえしてます。しかし、このバンド。レコードだけじゃ、非常に実態のつかみにくい存在でもありました。
約10年前にくだんのファーストとセカンドの収録曲をシャッフル再編集したCDがベスト盤(The Very Best Of Dr. Buzzard's Original Savannah Band)と称して発売されたんだけど、そのライナーノーツに簡単なバイオグラフィが紹介されていて、そこで初めて知ることも多かったのでした。
例えば・・・
・Stoney Browder Jr.*2とAugust Darnell*3の兄弟は、映画好きの父親に連れられて一日三本も映画をハシゴしていた。そんなある日、二人は映画「Stormy Weather」に出演していたキャブ・キャロウェイに大きな衝撃を受け、サヴァンナ・バンドのコンセプトを思いつく。
・バンド名に付いている「Dr. Buzzard」というのは父親が子供たちに寝物語で語って聞かせていた架空のキャラクターで、医師・・・ではなく呪術師(Medicine Man)。
・Stoneyが作曲面で影響を受けたのはキャブ・キャロウェイデューク・エリントン、トミー・ドーシー、ベニー・グッドマン、そしてアンドリュー・シスターズのハーモニー。
・エトセトラエトセトラ。

あと、個人的に気になって調べたのが名曲「Cherchez La Femme」の意味。直訳するとこれは「Look For The Woman(女を捜せ)」ですけど、これはなんとアレクサンドル・デュマの「パリのモヒカン族」に出てくるワンフレーズでした。これに限らず、あらためて歌詞カードを読み返すと、その高い文学性に気づかされます。*4
これからドンドン暑くなって、天気雨も多くなってくる時期ですが、今年はひどい渇水だっていうし、そんなときはサヴァンナ・バンドでも聞いて、心の渇きを癒すなんて機会も多くなりそうです。

*1:チャ、CHARA! 浅野夫妻!

*2:掛け値なしの天才作曲家であり、アレンジャーであり、名プロデューサー。サヴァンナ・バンド解散後にめざましい活躍はなく、2001年に脳卒中による合併症で死去。残念無念。

*3:本名はThomas Browder。彼のバンド、キッド・クレオール&ザ・ココナッツは今年結成25周年で、相方のコーティ・ムンディとともに精力的に活動中。

*4:その後、キッド・クレオールと名乗って活動するAugustが担当。アルバムを一片の映画だと考えていた彼らは、歌詞をあえてScreenplayとクレジットしている。