今週末に公開された映画で、ひさしぶりに劇場へ足を運ぼうと思っているのが「舞妓 Haaaan!!!」・・・ではなく、デヴィッド・フィンチャーの新作「ゾディアック」。

公式サイト
http://wwws.warnerbros.co.jp/zodiac/

彼の作品は一作も逃さず劇場で見てるのですが、自分以外にフィンチャーのファンだって公言してる人は藤原ヒロシさんしか知らない(笑)。公開されればどの映画もかならず話題になるのに、監督としての評価が一向に高まらないのが不思議。*1
あと彼の業界内評価を象徴している傾向は、やたらさまざまな作品に監督候補として名前が挙がりつつ、いつのまにか企画がポシャる(=または別の監督が撮る)こと。前作の「パニック・ルーム」以降だけでも「ブラック・ダリア」でしょ、「M.I.III」でしょ、「スパイダーマン」「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」「バットマン・ビギンズ」「コンフェッション」などなど。「ブラック・ダリア」なんて、まさにフィンチャー向きの作品だし、実際に制作が進んでたようだけど、御存知のようにデ・パルマが監督。フィンチャー版のバットマンやスパイディーなんて、マジで見たかったなあ・・・。
フィンチャーはCMやプロモーションビデオ畑の出身だし、そもそも映画界に関わるきっかけが「スターウォーズ」のマット・ペインターだったりして、映像派の監督として紹介されるケースが多いですけど、インタビューなどを読むと実は映像以上に脚本へのこだわりが強い。そのせいで制作途中に脚本家と揉めたりすることも多いんですね。撮り上げた作品から、あまりそういう部分が伝わってこないのは問題なんだけど、職人肌というよりもむしろ作家志向の強い監督です。あと事前のリサーチが徹底していることも有名で、今回の「ゾディアック」では調査途中に新しい証拠を発見して、警察に届けたんだって。すごい(笑)。
うちの近所で上映している映画館が平塚なので、出かけるのが非常に面倒くさいんだけど、二週間くらいで打ち切られそうな気もするんで、さっそく来週あたり見に行ってこようと思います。

*1:大ヒットした「セブン」の次に撮った「ゲーム」が不評だったのがおそらく原因。ボクはむしろ「セブン」よりも「ゲーム」の方に魅了されて、この人のファンに。