スパイク・リーの『インサイド・マン』@WOWOW。意外や完全メジャー資本で製作した、初めての監督作なんだって。雇われ仕事の気楽さか、どことなくセルフ・パロディ的に、レイシズムネタを散りばめたりして。まるっきりストレートな娯楽作(当初はロン・ハワードが監督予定だったとか)。とはいえ、後半20分あたりから、一気にギアチェンジし、ノワール調。いちど見ただけでは、なんともつかみづらい二重底のオチは、さしずめ流行りの塩バニラ(?)。映画で見るより、むしろ小説でじっくり読んでみたいかも。
あと、チャールズ・ブロンソン×ドン・シーゲルの『テレフォン』も見ました。日曜洋画劇場でよくやってたよね、これ。<デタント>って言葉をひさしぶりに思い出しました。
ちなみに、この映画は「インサイド〜」とは真逆で、ブロンソンが登場する前半20分までは、どこかSF映画チックな演出というか、ドン・シーゲルがこれ以前に監督した「ボディースナッチャー」を連想。小道具として"取って付けた"ように登場する、前時代的なコンピュータも、これぞ1977年って感じで、よかった。*1

あ、スパイク・リーといえば、先月、発売されたパブリック・エネミーの新譜(祝・デビュー20周年)が、GOODです。MC2名(チャック・D&フレイヴァー・フラヴ)の変わらなさは異常!

*1:しかも、そのコンピュータをオペレートしている女性は、どこかで見たことあると思ったら、「ダーティ・ハリー3」で、ハリーの相棒を演じていたタイン・デイリー。もちろんドン・シーゲルは、最初の「ダーティ・ハリー」を監督。こういう繋がりを発見すると、ワクワクしますね。