今日はこの写真のGUYと、彼のオフィスでミーティングしてきましたよ。直接、会うのは、ロフト・プラス・ワンのイヴェント(ロック曼荼羅ナイト)に、ゲスト出演して以来だけど、電話などでちょこちょこやりとりしてるから、ご無沙汰という感覚は皆無。*1
で、打合せの余談で、最近どんな音楽を聴いているかという話になり(よくあるパターン)、彼がこのブログを熱心に読んでくれているのを知ってるから、ここには書いてなかった、最近の愛聴盤を、かなりがんばって思い出しました。
アル・グリーン。愛とグルーヴの宣教師。きっかけは、一ヶ月くらい前のこと、5月4日のブログで紹介した、ニューオリンズネットラジオ局「WWOZ」を聞いてるとき、一時間くらい、延々とアル・グリーンの曲がかかり続けてたわけ。HPを見ても、詳しいタイムテーブルが載ってなくて、誰のなんという番組で、何時から何時までやってるのかさえわからない(不親切)!
しかも「Take Me To The River」とか「Let's Stay Together」みたいな代表曲は、まったくかからない。まあ、どのみちどれもおなじというか、どの曲を聴いても、先に挙げた二曲のどっちかのパターンで書かれた曲ばかりなんですね、彼の場合*2。でも、それが強力な催眠効果を生んで、ぼくのココロはミシシッピの泥地に、喉元までズルズルと、引きずり込まれてしまったのです。
さらに、曲の合間に挟まれるディスク・ジョッキーが秀逸で、スクリーミング・ジェイ・ホーキンスのような、ワニ声のDJが、曲の解説はおろか、曲のタイトルさえ告げず、ほとんど最初から最後まで「アル・グリィ〜〜〜ン」「アル・グリィ〜〜〜ン」と、名前を呟くだけ!
その、素晴らしく呪術的な「アル・グリィ〜〜ン」特集にヤラれ、聞き終わる頃には、すっかり彼の魅力に取り憑かれてしまったのでアル。
その話を喜んで聞いてくれた彼・・・ま、ソカベくんですけど(笑)、もちろん彼もアル・グリーン大好きで、ハイ・サウンド(ホッジス兄弟!)の素晴らしさ・・・特にあの特徴的なドラム・サウンドの素晴らしさについて語り合いました。*3

まあ、こんだけ書けば、きっと聴いてみたくなった人もいると思うので、あえてどれか一枚ということなら、ぼくの産まれた1969年に発表された「Green Is Blues」を。実質セカンドアルバムなんだけど、メジャーレーベルからの初の作品であり、プロデューサーのウィリー・ミッチェルや、ハイ・サウンズの面々と初めて組んだアルバム。ほとんどカヴァー曲なんだけど、肩の力が抜けまくったビートルズの「Get Back」のカヴァーあたりを、特にぜひ聴いてみてください。もし、これがおいしく食べられたら、その次は「Al Green Gets Next To You」みたいな、ガッツリ濃いやつを、ぜひ。
ガッツリ濃いヤツといえば。ひさしぶりの下北沢だったので、ランチはいつものように「洋食マック」。そして駅周辺の古書店を、いくつか駆け足で回りました。
ドラマで何気なく買った、沢木耕太郎の「バーボン・ストリート」というエッセイ集を、帰りの電車で読んでいて、ある部分を読んでるとき、ほとんど泣きそうになり、困った困った。*4

*1:彼とは過去に、二人きりで地方へDJしに行く機会もありましたが、移動のあいだ、話題に詰まるってコトがまったくなくて、そのノリのまま、レコードを媒介にして、会話の延長を楽しむようなフィーリングでDJしていたというか。つまり相性が良いんです・・・って、思ってるのが、ぼくだけなら実に悲しいですね!

*2:それがデルフォニックスの場合なら「La La Means I Love You」、アーチー・ベル&ザ・ドレルスなら「Tighten Up」。これはソウル・ミュージックのスタイルであり、伝統に裏打ちされた、生きるための逞しさと捉えておくべきで、創作のマンネリズムと思ってはダメ、ゼッタイ。

*3:で、彼から浅川マキさんのアルバムに、おもいっきりハイ・サウンド的なアプローチの作品があるって話を教えてもらったんだけど、時間切れになり、慌ただしくオフィスを出たので、アルバム名とか、詳しい情報を聞きそびれちゃった。興味あるなあー。ぜひ聴いてみたいなあー。

*4:これも余談ですが、ソカベ君とメインの打合せが終わった後、彼からおもいがけなく嬉しい提案があり、古書に絡めた面白い仕事をすることになりそうです。しっかり固まったら発表したいと思いますが、趣味と実益を兼ねた仕事になりそうなので、じつに楽しみ。