昨日、曽我部くんと打ち合わせしている時、事務所で流れていたのがパット・メセニーの「New Chautauqua」(下段左)。昨日の写真をよく見ると、テーブルの上にジャケットが乗っかってるのが分かります(見えているのは裏ジャケ)。「New Chautauqua」はECMから79年にリリースされ、前年に結成したパット・メセニー・グループではなく、数種類のギターを、ひとり多重録音した、完全なるソロアルバム。タイトルの見慣れない言葉<Chautauqua>は、アメリカの地名で、シャトークァと読む。ちょっとフランス語っぽい響きですが、アメリカ先住民<イロコイ族>の言葉だそうです。*1
ぼくも今日、部屋で仕事をしながらじっくり聴こうと思って、レコード棚から引っぱり出したら、一緒に見慣れないレコードがくっついてきた。それが、Ronnie Fosterの「Delight」(下段右)。「New Chautauqua」と同じ79年作。値札を見たら、今は亡きRHINOのシール。内門さんにくっついて、アメリカへ取材旅行したとき、A面ラストに入ってる曲「Let Me In Your Life」に引っかかり、購入したことを思い出しました。ジョージ・ベンソンがバックボーカル、そしてドラムはSteveland Morris・・・つまり、スティーヴィー・ワンダーが本名で参加、曲調もそのまんまスティーヴィー風。
この、ちょっとキッチュな、イラストのジャケットを眺めていたら、連想ゲームのように聴きたくなったのが、ウェザー・リポート。正直そんなに思い入れが強いバンドじゃないけれど、5枚で○○○円バーゲンコーナーなどでは常連のアーティストだし、枚数揃えに、ついつい買ってたんですね。あと、聴かなくなったからって、誰かからタダでもらったのもある。いざ数えてみると、全部で八枚持ってました(上、中段)。
ターンテーブルに乗せたのは、名作ライブ盤「8:30」。これまた79年リリースです。
一曲目に入ってる「Black Market」が好きだー。イントロで、ピーター・アースキンがトコバカボコっとタイトに叩きまくり、ジャコのベースが邪悪な蛇のようにヌルヌル動き回ってるところへ、ザヴィヌルの、ちょい間(魔)の抜けたシンセがピロピロ〜ンっと割って入っていくかんじ・・・最高だなぁ。

<参考資料>
Black Market@ Stadthalle~ Offenbach September 29th 1978
http://jp.youtube.com/watch?v=D7fOetV0ha4

ジョー・ザヴィヌルは1932年(昭和7年)ウィーン生まれ。青春時代をナチ占領下のオーストリアで暮らすってことが、どれほどにタフなことだったか、まったく想像できないけど、若い頃から音楽的才能を認められ、やがてクラシックからジャズに興味を移し、アメリカにミュージシャン修行へ出かけることになった顛末は・・・おそらく彼の評伝「ザヴィヌル―ウェザー・リポートを創った男」に詳しい、はず(未読です)。

そして。
まさか、まさか、まさか。
そのザヴィヌルが、まさに今日、生まれ故郷のウィーンで亡くなっていたことを知り、吃驚。
なんという、タイミング。
窓の外は、大雨(Heavy Weather)。

*1:いかにもネイティブアメリカンの言葉らしく、「二足のモカシンが縛られてひとつになっている」とか「跳ねる魚」など、意味は複数。