そして、ノリックこと阿部典史の事故死について。
ノリックが走ってた頃のモトGP(世界ロードレース)は、毎レース欠かさず、テレビ中継を見てました。テレ東の日曜深夜・・・ちょうどF1の裏あたりで放送されてたんだけど、放送の時間が重なってしまったら、迷わずモトGPを選んでたなぁ。
250ccクラスまでは日本人レーサーの独壇場なのに、500ccクラスではドゥーハン、シュワンツ、ガードナー、レイニーのような海千山千の外国人レーサーに、伊藤真一とかノリックのような若い日本人レーサーが登場して、いきなり優勝を争えるような闘いを繰り広げたもんだから、日本人がなかなか太刀打ちできないF1よりも本気で応援できたわけ。
とくに忘れがたいのは、ノリックWGPに初参戦した1994年の日本GP。世界デビュー戦にもかかわらず、がっつりトップ争いに絡んじゃって、あわや優勝するんじゃないかと手に汗握ってたら(たしか生中継)、もうまもなくゴールってところで豪快に転倒リタイア!(観客にもレース関係者にも強烈なインパクトを残したノリックは、翌年から本格参戦することになった)
でも、それから何年も経たないうちにテレ東が中継を止めてしまい、ぼくもそれ以降、見る機会を失ってしまった・・・という次第。
さっきニュースで、こんなエピソードが紹介されてました。現場に駆けつけた救急隊員がノリックの顔を知らなくて、彼にこう質問したんだそうです。
「あなたの職業は?」「ライダーです」「アマチュアですか?」「いえ、プロのライダーです」
結局、これが彼の最後の会話でした。もし、このことがヨーロッパにニュースとして配信されたら、たぶんすごく驚かれると思う。むこうじゃ四輪、二輪に関わらず、モータースポーツの権威が驚くほど高いから、プロのライダーといえば、文字どおりスーパースターだし、日本と比べて、その温度差たるや、ものすごいものがあるでしょう。*1
日本のロードレース人気を盛り上げるべく、今年から日本のGPに参戦していたそうなので、ほんとうに皮肉な結果となってしまいました。心からご冥福を祈りたいです。*2

*1:こんな喩えしか思いつかなかったのは本当に申し訳ないんですが「リア・ディゾンが日本、もしくはアメリカで事故ったときの温度差」と書けば、ある程度ニュアンスは伝わるでしょうか?

*2:それにしても、なっちはなぜにこんなタイミングで・・・。