新刊の書店じゃ視界の隅にも入らなかったような本が、図書館に並んでるとふいにひっかかってくることってありますよね。図書館の書架には、今週のベストセラーみたいな本はまず並んでないわけで、昨日の視聴率の話じゃないですが、その瞬間に選べる本というのは、すべて誰かが選ばなかった本。あたりまえですが。
で、大勢の人たちの、現在進行形の興味にさらされている知識や物語と、適度な距離を置くことには安心を得られる一方、このさき仙人みたいに生きていくわけじゃなし、NOW方面の蛇口に関しては、今以上に開け閉めのセンスやタイミング、ジャッジし続ける気力を維持するための(メンタル/フィジカル両面の)コンディショニングが問われることになるのだよね、ってこれもまたあたりまえの話ですが。
そういえば。
こないだ歯のクリーニングをして、ずいぶんすっきりしたんだけど、昔はただ鬱陶しいだけだった歯医者通いが全然ストレスじゃなかったのね。自分じゃどうしようもない部分を、他人がたちどころに対処してくれることの快感というか。今後、こうした個人の限界を互助していくのが「金こそすべて(All You Need is Cash)」という考え方ではなく、昔ながらの「拡大家族」*1を規範にしていければ理想なのですが・・・。