カート・ヴォネガットバゴンボの嗅ぎタバコ入れ」がハヤカワ文庫で発売されました。五十年代初期・・・長編デビュー直前から直後あたりの時期、スリック・マガジン*1向けに執筆された短編小説集。SF、ラヴ・ストーリー、ヒューマン・コメディ、軍隊時代のアンソロジーなど、ジャンルも多様な全23篇。音楽でたとえるなら、アルバム未収録の初期シングルを集めたコンピレーション、ですね。たまたま開いたところから、題名が気になった作品から、といった調子で、その手のアルバムを聴くように、たのしく読み進めています。

*1:テレビが家庭に普及する以前、ラジオと共にアメリカの一般娯楽を支えた高級なグラビア雑誌。代表的なところがコスモポリタンエスクァイア、サタデー・イヴニング・ポストなど。