テレビ関係者でもなんでもないんですが、なぜかドラマの視聴率変動に強い興味があるボクです。視聴率情報を専門に扱うサイトが多数あって、オンエア翌日の午前中になると、すぐさま数字がアップされますから、実際にはほとんどドラマ見てないくせに、それを見ながらあれやこれや考えるのが好きなんです。*1

で、最近よく云われることですが、テレビ全般・・・特にドラマの視聴率の凋落ぶりといったら、それはそれは凄まじいものがあります。平均視聴率が20%を超えるタイトルなんて、各クールひとつか、せいぜいふたつ。今期でいうとCXの「ガリレオ」以外はほとんど全滅。その反対に平均ひと桁前後で推移しているドラマが以前よりもずいぶん増えて、現在のところ毎週見ている「歌姫」なんてホントひどい有様!
要するにドラマ離れ、ひいてはテレビ離れですけどね。テレビはどんどんデカくなり、高画質になっていくというのに、みんながテレビ見ないなんて、まったくおかしな話ですよ。ドラマで云えば、いっとき通用していたキャスティングの方程式とか、コミック原作みたいな神通力も、すでに効果無し。もちろん毎週おなじ時間にテレビの前へ座らせるだけの、強い磁力を持った作品が少なくなった上に、今や見逃してもどこかしらで"補完"できる時代ですから。DVDまで気長に待つ人だって多いでしょうし。
よく考えたら、これって週刊発行のマンガ誌が部数を減らしている一方で、マンガ単行本の発行部数が伸び続けてるのと、まったくおなじ構造。もはや一週間単位の生活サイクルが、ケータイ世代のシコウ(嗜好/思考)とマッチしなくなっちゃったんでしょうか。
そういや、こないだ「恋空」のあらすじを読んでひっくりかえったんだけども、もうストーリーとしては韓流も腰抜かすくらい安っぽいわけ。詳しくはぜひ各自で調査してほしいんだけど、ほんとペラッペラの書き割りみたいな話なの。女子高生がクラスメートにイジメられて、シカトされて、難病で、レイプされて、みたいな。で、なぜそれが受けたかというと、ケータイの画面を上から下にスクロールする時のスピード感に配慮した書き方をされてるんだと思うんですよ。*2
週刊のマンガ雑誌が隆盛を誇った頃には、一週間で15ページ分更新される物語のスピード感が、そしてTVドラマ隆盛の時代なら一週間に60分ぶんのスピード感が時代の気分にフィットしてたってことなんでしょうが、物語が目の前を通り過ぎるスピードを時速に換算した場合、おそらくケータイ画面のスクロール感に勝るものは無いと思うんだよね。たぶんこれ以上早くなると、肉眼じゃ追えなくなる!*3

で、なぜにこんな愚にも付かないドラマや視聴率の話を延々書いてるかというと、民主党の小山田・・・じゃなかった、小沢一郎の話に繋げたかったからです!
本人は自作自演の大河ドラマかなんかのつもりで、一生懸命もりあげてんのかもしれないけれど、けっきょく今はもう脚本やキャスティングだけでたくさんの人を魅了できる時代じゃない。おまけに今回の件で云えば、スピード感というよりは、ただ単に拙速なだけだし、彼は政治家としての重厚さこそあれ、かわりにすぐキレてぶっ壊しちゃうなんて、寺内貫太郎一家じゃないんだから。まあどう考えても、今の時代に歓迎されるようなスピード感とは実に程遠かった。
だからこそ”政権交代”のように、たまにしか味わえそうにない、ドラスティックな変化を期待した人が多数だったわけだよね。ドラマティックじゃなくて、ドラスティック。それも相手を1ラウンド目からKOすることを狙うんじゃなくて、フルラウンドまでもつれようが最後に判定で勝ってくれればいいよ・・・くらいの期待だったと思うんだな。ホント、どこをどう読み間違ったんでしょうか、あの人は。

それにしても。嫌いを好きに変えるのはわりあい簡単だけど、失望を希望に変えるのは相当に難易度が高いことなわけで。そういう意味じゃ、たとえ内部的には元サヤ的になろうとも、今回の騒動で失ったものは彼の顔くらいデカイでしょうね。

思い起こせば、安倍が辞任したときの理由も「党首討論を断られたから」って云ってなかったっけ。できちゃった婚ならぬ、断られちゃった辞任ブーム?

ああ、なんかもうでっかいUFOでも飛んできて、どこかに連れ去って欲しい気分!

THREE CHEERS FOR OUR SIDE

THREE CHEERS FOR OUR SIDE

*1:ちりとてちん」は毎朝見てます。

*2:読んでないから、完全に想像なんですけどね。

*3:あとは「ブレインストーム」よろしく、脳に直接流し込むしかない。でも今のヤングたちは読解力や咀嚼力はともかく、文字を追う動体視力だけが異常に進化してる。