このブログやぼくのことを、ぼくが作っている音楽とか本、DJ、かつてやっていたテレビの仕事以外で知ってくれた方に、おおきな興味を持ってもらう機会が増えてるようで、とても嬉しく思ってます。ときどきアクセスログなどを見ていると、実にさまざまな入り口を通して、このブログに辿りつく方が多く、妙に心が躍ります。
なかでも一昨日のエントリー「輸入レコードは新しいタウン・カルチャーだったはずだ。」は反響が大きく、特に、文末で引用した「宝島」からの一文を、いくつか別のブログなどで再引用されてる方も見受けられました。
もちろんこうした場所に掲載している以上、マウス操作ひとつでかんたんにコピーができてしまうわけだし、より多くの人たちが、雑誌のバックナンバーのなかに埋もれていた、あのような心動かされるすぐれた文章を目にすることは、とても嬉しい・・・はずだったんです。自分が書き下ろしたテクストじゃないにせよ、あの長い引用文をあらためて打ち直すのは、それなりに時間や労力がかかってる・・・なんて愚痴は差っ引くとしても、それでもなんとなく、あまり愉快とはいえない気分になってしまったんですよね。
それはなぜなんだろう、と、よーく考えてみました。
まずね、引用した文章と引用先を掲示してるだけで、それを読んで自分はどう考えたかという部分がほとんどの場合、付記されてなかったんです。単なる貼りっぱなし。のっぺらぼうなサムバディが、ぼくにとって思い入れが強い文章を、無表情にペタリと貼り込んだところを目にするのは、かなり不気味。
引用文はあくまで、ぼくがそれなりの思いを持って紡いだコンテクストの一部分ですから、どうせだったらそのエントリー全体を、それなりの敬意でもって受け止めて欲しい、または受け止めてもらえる、って考えたい。ぼくにしてみれば、それだけがこのブログを続けているモチベーションなんです。
ぼくの出るパーティが何日にあるとか、リリースがいつだといった情報の断片ならともかく(そういう情報は思いのほか広まってくれないんだよな!)そうした大事な想いが一部だけもぎとられ、小さな箱の中にピンでとめられた蝶々のように蒐集されてるのを見ると、溜息のひとつも出てしまいます。
ここには、あまり活発でないにせよコメント欄もありますし、リンクやトラックバックも歓迎してます。メールアドレスもプロフィール欄に公開しています。いちいち許可を求めるつもりは毛頭ないですが、なにか感じることがあったなら、できればぼくにもそれを共有させて欲しいんですよね。いちばん理想的なのは、実際にぼくがDJをするパーティや、原宿でやってるトークショウなどに足を運んでもらうとか、こんなこと考えたり、食ったり、遊んだりしてるやつが作ってるモノを面白がって買ってくれたり・・・ってとこに繋がるのがいちばんなんですけど。
もちろんこの気持ちを押し売りするつもりはありません。ただ、あなたのアタマの片隅に、今日ぼくが感じた違和感の存在を、留めておいてくれたら嬉しいです。
ではエヴリバディ。セイ・ホー!(ホー!)