12月11日はペンギン・カフェ・オーケストラのリーダー、サイモン・ジェフスの没後10周年にあたる日だそうです。コンピレーションやトリビュート盤のリリースで、少なからず新しいリスナーを獲得したことと思いますが、夭逝した優れた才能を思うとき、ああ、あの人が生きていれば、今どんな音楽を作るだろうかと考えることはままあります。ぼくにとってサイモンとは、そういうことを考えずにいられない、いちばんの音楽家です。*1
ぼくがはじめて彼らのレコードを買ったのは1983年、薄曇りのある日。
行きつけのレコード店で小遣いをやりくりして購入した来日記念盤「たったひとつのペンギン・カフェ」に、ポータブルレコードプレイヤーの針を落とし、一曲目の「THE PENGUIN CAFE SINGLE」を聴いた日のことを、たぶんぼくは一生忘れないと思います。あの日から心のどこかに、ペンギン・カフェ・オーケストラの音楽を聴くためだけにしつらえた部屋があって、14才のぼくが、ペンギンとペンギン頭といっしょに、ずっとそこにとどまっているような気がします。
さて、本国イギリスでは今日から三日間、ロンドンのユニオン・チャペルでメンバーが再集結してコンサートを行い、ペンギンカフェの音楽を世に送り出すきっかけを作ったプロデューサーのスティーヴ・ナイや、サイモンの息子アーサーも参加する模様。ロンドンにお住まいの方はぜひお出かけを・・・なんて軽口を書こうと思ったけど、チケットは既にソールドアウト。残念ながらというか、云うまでもなくというか、ぼくも見に行くことがかなわないので、1981年にNHK-FMで放送された、初来日公演のエアチェックテープを聴こうかと思ったのですが、そのカセットが見あたらない。
ああ、そうか、きっとあそこに置きっぱなしなのだな。
あとであの部屋へ取りに行かなくては。
http://www.penguincafe.com/

Penguin Cafe Orchestra

Penguin Cafe Orchestra

Music from the Penguin

Music from the Penguin

PENGUIN CAFE ORCHESTRA-tribute-

PENGUIN CAFE ORCHESTRA-tribute-

*1:そうした想いの結実が昨年リリースした「Journalized」に収録した「Sun, Rain, Clouds & Horizon」です。myspaceで聴いてもらえるようにしましたので、よかったらぜひ。