手元に資料が無かったので、昨日のエントリーではあえて触れなかったことを。
鴨沢さんと交流のあったインスタント・シトロンの片岡知子さんに確認したところ、1998年にリリースされたクシー君のイメージアルバム「プレセペの夜」に収録されているシトロンの楽曲に、ぼくも歌で・・・いわゆるチップマンクス的なムシ声ヴォーカル隊の一員として参加しました。*1
トモちゃんとメールのやりとりをしてるうちに、その録音時のこともいくつか思い出しました。まず、オリジナル"チップマンクス"マナーに倣い、コンピューターやエフェクターのチカラを借りず、ちゃんとアナログテープレコーダーの速度を調節して作ったこと。
カラオケの入ったマスターテープのスピードを遅くして地声で唄い、録音し、その後、速度を上げてプレイバックし、どういう声になるのかを一回ずつ試しながら声を決めました。そのころたしかぼくらの周りで土井たか子の声マネがブームになってて(くだらない!)、ふざけたぼくがたか子の声で歌や台詞を録音し、試しにピッチを上げてみると、ものすごくキュートな女の子の声になった。「たか子って実はこんなに可愛かったんだ!」とかなんとか盛り上がった記憶があります(結局、その「たか声」は採用になりました)。
青林堂や河出書房から出版されていた彼のマンガも長らく絶版状態で、当然のことながら「プレセペ〜」もまた廃盤です。彼の日記を読むと、鴨沢さん自らジャケットやCD-Rをコピーして、ファンの方に細々と販売されてたようでした。
これから追悼原画集やマンガの復刊などは為されても、「プレセペ〜」やCD-ROM作品「キネマトコミックス」などはネットオークションなどで手に入れるしかなさそうです。こういう作品が埋もれていくのは、関わった人間のひとりとしてとても残念です。*2

お父さんのクリスマスツリー

お父さんのクリスマスツリー

*1:彼が闘病中ということもあり、直接お会いする機会は残念ながらなかったそうです。

*2:上掲の写真は鴨沢さんご本人が商品見本としてmixi鴨沢祐仁」コミュにアップされていたものを転載させていただきました。