冬にリバース。

夕食の材料を買おうと思って、ブラッと外に出たら、巻き上げるような強い風。けっこう気に入っていた傘の骨がメキリと折れた。引き返すのはそれこそ"骨"なので、そのままスーパーに行き、豆腐やニラを買って、とびきり辛い陳麻婆豆腐を作る。山椒もいつもの倍くらいかけて、汗をダラダラ流しながら食べてやりました。おかげでクチビルがちょっと腫れている。
深夜。BSアニメ夜話の「イデオン」特集を見てゲラゲラ笑ったあと、HDレコーダー内の録り貯め映画劇場。
選んだのはマーティン・スコセッシ「明日に処刑を・・・」。
スコセッシの本格的商業映画デビュー作で、製作はあのロジャー・コーマン。舞台は1930年代のアメリカ南部。大恐慌で多くの労働者たちは職を失い、鉄道の貨車にタダ乗りして全米を放浪するホーボーたちが引きも切らず。かと思うと、一部の特権階級は我が世の春を謳歌し、警官たちは横暴を極める・・・まさにウディ・ガスリーの歌の世界。
大ヒットした「俺たちに明日はない」に対する"柳の下のドジョウ"的作品なれど、そこは天下のスコセッシ。ラスト10分が特に素晴らしくて、撮影や編集はラフだが、輝くようなオリジナリティに溢れてる。imdbによると制作日数は24日間、予算は60万ドル。ちょっとお金のかかったVシネって感じかな。それでもこの映画はかなりヒットしたということだから、さすがはスコセッシ・・・いや、ロジャー・コーマン

私はいかにハリウッドで100本の映画をつくり、しかも10セントも損をしなかったか―ロジャー・コーマン自伝

私はいかにハリウッドで100本の映画をつくり、しかも10セントも損をしなかったか―ロジャー・コーマン自伝