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ワケもなく、ただ、ひさしぶりに見たくなった「スターシップ・トゥルーパーズ」をDVD棚の奥の奥から引っ張り出し、ホコリを払ってプレイヤーにスロットイン。BraviaのCMの永ちゃんみたいな百面相をしながら、ビール片手に鑑賞しました。公開からもう10年以上経ってるけど、全然古くさくなってないのは、さすがバカ映画王のヴァーホーベン!と大いに溜飲を下げた次第。
で、さらに何の気ナシにGoogleでスターシップ・・・と検索してみたところ、あろうことか、今年の夏にヴァーホーベンが製作総指揮した「スターシップ・トゥルーパーズ3」が日本公開されるらしい(笑)。しかも「1」の主役だったキャスパー・ヴァン・ディーンがジョニー・リコ役でカムバック。最初の映画化の際には、予算の都合で映像化ができなかった<パワード・スーツ>も登場するとか。これはぜひダメ元で見てみたいなあ!
・・・と、ここまで読んで疑問を持った方は勘が鋭い。そうなんです「2」なんです。「2」が問題なんです。ちゃんと2004年に「2」は日本で劇場公開されてるんですが、ぼくも未見ですし、今後も見ないほうがいいような作品なんです。
監督したのはフィル・ティペット。知る人ぞ知るSFX界の巨匠で「スターシップ〜」はもちろん、スター・ウォーズ、ロボコップ、ジュラシック・パーク、最近だとクローバーフィールドなんかも手がけている名門SFXスタジオ「ティペット・スタジオ」の創始者。*1
が、しかし。このフィルさん自らが初監督して製作された「スターシップ・トゥルーパーズ2」の総予算は「1」のわずか・・・5%! 記録的低予算のせいで派手なドンパチは無理だったため、哀しいほど地味な作品になっている模様。日本では劇場公開されましたが、アメリカではテレビ映画として公開されたのみ。どう考えても、彼のキャリアの汚点。そういう顛末があったせいか、今回の「3」プロジェクトには不参加。
あっ、ひょっとしたら、ひさしぶりに「スターシップ〜」を見たくなったのは、このニュースのせいかも。「1」の魅力の30%ぐらいはデニース・リチャーズ(チャーリー・シーンの二番目の嫁)だもんね。デニースが出てたら、確実に「3」を見に行く人がぼくの周りに三人います。
ということで「スターシップ・トゥルーパーズ3」は新宿ジョイシネマ、銀座シネパトスなど、その手の作品が得意な全国の映画館にて7月19日よりロードショー。*2
http://www.so-net.ne.jp/movie/sonypictures/homevideo/starship3/
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ブルー・レイで見たい!
*1:SFXとひとことで言ってもいろいろありますが、この人は特にストップモーション・アニメ(コマ撮りアニメ)のマエストロとして著名。昔、雑誌の取材でお会いしたときには「スターシップ〜」に登場するバグズのフィギュアにサインもいただいたほど、若かりし日(小学生〜中学生)のヒーロー(のひとり)であります。
*2:あ、今気づいた。どうせだったら明日(6月4日)この日記を書けばよかった。