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- 作者: 武富健治
- 出版社/メーカー: 双葉社
- 発売日: 2008/07/11
- メディア: コミック
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待望の新刊が発売されました。ついに小川”カミサマ”蘇美の家庭訪問が実現し、夏休みに入った生徒たちは浮かれ、鈴木先生自身にもある重大な事件が起こります。とはいえ、今回の第五巻に収録されたエピソードは「静」か「動」かで云えば、あきらかに「静」。しかしこれは巻末の予告で大々的に謳われているように「鈴木先生に甘い時は許されない!」「次巻第6巻では、ドストエフスキー『カラマーゾフの兄弟』ミーチャ裁判にも比すべき激しき沙汰が展開」する前の小休止であり、僕ら読者にとっても束の間の「甘い時」に過ぎないわけで。
もちろんその法廷で裁かれるのは鈴木先生その人。連載開始以来、慎重に積み重ねられ、問題提起されてきたことへの最終回答が、鈴木先生の口を借りて大いに(誌面を埋め尽くさんばかりの大量のネームを以て)反証されるのでしょう。
そしてその先に待つのは最終回か? それとも第二章なのか? すでにこの作品はぼくのなかで漫画以上の存在になりつつあります。がんばれ、鈴木先生・・・・・・というか、武富先生!