更新をちょっとだけもったいぶりました。
えーっと、今週の日曜&月曜は「伊香保の楽音会♪第三章」というイベントでDJをするため、日本有数の湯治場である伊香保温泉へ行ってきました。メインのライブアクトが「ohana with ASA-CHANG」。第一部と第二部の完全入れ替え制になっていて、ぼくは客入れ&客出し時のラウンジィなDJ・・・日曜日のイベントだけに、まさしく"Sunday Rock"な選曲でご機嫌を伺った次第です。
さて、この「伊香保の楽音会」というのは、伊香保温泉のなかでも特に有名な老舗旅館「千明仁泉亭」の若女将である千明恭子さん、そして、いつも群馬県内のイベントでお世話になっている斎藤孝くんのふたりが共同でオーガナイズしているライブイベント。会場は「千明仁泉亭」内のカフェ「楽水楽山」。これまでに土岐麻子さんやレゲエ・ディスコ・ロッカーズ有坂美香さんが出演し、今回が第三弾。昨年から斉藤くんにいろいろ相談を持ちかけられ、出演者に関するさまざまなアドバイスをぼくがすることになった流れもあって、今回はDJ/セレクターとしての参加が決まったのです。まあイベントを口実にして「千明仁泉亭」に宿泊できるんだから、そりゃイチもニもなく、はせ参じますよ。
で、イベント当日は強い雨が降ったりやんだりで、あいにくの天候だったけれど、会場に入場したお客さんからおもわず驚嘆の声が上がるほど、ステージと客席の距離がものすごいことになっていて、各回80人限定という規模はもちろん、大都市圏では絶対にありえない距離感。これはまさにプレミアム。
驚嘆の次は、混雑する場内に不満の声が出ないかと心配になるほどの盛況ぶりでしたが、うれしいことに皆の顔は100%のスマイル。そして万雷の拍手のなか、ohanaが登場。ぼくは今回初めてohanaのライブを体験したんだけど、もともと唄に定評のある三人だから、コーラスワークも含めてボーカルは予想通りの素晴らしさ。そして予想を超えたのはASA-CHANGも含めた、個々の高い演奏能力・・・・・・表現力の豊かさ、タイム感の心地よさ、一体感。まさしく「楽器が歌っている」という感じ。前日(土曜日)も福島の野外フェスで演奏してきた彼らは、土日の二日間で3ステージもこなしてたこともあって、おそらくアタマにもカラダにも良い油が回ってたはず。オモロすぎる永積君のMCも含め、笑いあり涙ありの、すばらしいパフォーマンスだったんじゃないかな。いやはや、圧倒されました。かたやぼくはといえば、開演前のohanaリハーサル中に大浴場(浴槽の水深がなんと1メートル!)を堪能。湯上がりの肌をツルツルさせたまま、午後五時からの第一部と、午後七時半からの第二部の両方で、客入れと客出し時のDJを都合二回ずつこなしました。ぼくのプレイはどうだったのかな? 黒ビールの飲み過ぎで、自分では判断つかなかった!
そして撤収を終えた夜11時頃から打ち上げに参加。地元民以外は絶対に発見できないと思われるシブい居酒屋「再会」にて、あぶったイカゲソとビールジョッキ片手にひと盛り上がり。午前一時半、客引きする外国人ホステスをひやかしながら旅館へ引き上げ、二時過ぎに就寝するも、翌朝はきっちり五時過ぎに起床。
午前六時のオープンと同時に露天風呂へ飛び込み、一番風呂を堪能。中浴場と個室の半露天風呂もハシゴして、千明仁泉亭ご自慢の温泉施設を全制覇。その後、豪華な朝食に舌鼓。いささかお疲れ気味のohanaメンバー&スタッフを尻目にご飯もおかわりして、朝からゼッコウチョー。
最後に特筆しておきたいことがひとつ。今回の陰の殊勲者はぼく・・・・・ではもちろんなく、千明仁泉亭のスタッフの皆さん、そして斉藤くん率いるボランティアスタッフのみんなの献身性。これに尽きます。
とかくこうした手作りのイベントは、普段からそれ用にノウハウを蓄積しているライブハウスやクラブでのイベントと違って、会場の運営が難しいわけです。お客さんの誘導ひとつとっても、今回のように雨降りの中で開場までの時間、できるだけ不快にさせないように待ってもらうか。ふだんはカフェとして運営している、座席のない小さな空間に、それなりの人数を詰め込んでいくわけだから、ここでも不満が出ないように誘導するのは、すごくむずかしいことだと思うのです。
それを、ふだんはバラバラの仕事をしているスタッフたち(斉藤くん、ケイスケ、ホクロック、まーくん、長尾くん)が、それらの状況に対して、まったくテンパることなく(これ大事)、その面倒くさい仕事を楽しんでいるような雰囲気さえ醸しながら(もっと大事)、お客さんひとりひとりへフレンドリーに声をかけ、皆が一致団結して事に望んでいる姿にとてもココロ打たれました。もちろん心がけのよいお客さんが多く集まったのだと思いますが、そのうえでまずは彼らスタッフに拍手を送りたいのです。*1
当日イベントに参加された方は、ohanaのライブに大感動し、満足して帰られた・・・・・・そして中にはミズモトのDJも楽しんでくれた方もいると嬉しいのですが、その裏に、彼らのような無償で参加したスタッフたちや千明仁泉亭の皆さんがいたことを思い出してあげてください。きっとそれは彼らの大きな励みになって、今後行われるであろう四回目以降のイベントへの活力に変わると思いますので。*2
と、まあ、そんなこんなで今回もすばらしい音楽や人との出会いに胸打たれつつ、結局ぼく個人は温泉と美食のみにうつつを抜かした一泊二日の伊香保の旅でした。



ohana/オハナ百景

ohana/オハナ百景

第二部のライブで「I Wanna Be Sedated」(ラモーンズのカバー)を歌っている時、永積くんに大塚愛が突如憑依! 笑い死にするかと思った。 

*1:大学の学祭などでよく遭遇する、お揃いのハッピやTシャツを着込んで、必要以上にスタッフ感を強調する一方、やたら人数がいるわりに只の烏合の衆と化し、まったく気の利かない連中に、キミらの爪の垢をローストして飲ませたいくらいだったよ!

*2:ちょっとお節介な書き方ですけど、ほんとイイ奴らなのでヨロシクお願いします。