昨夜、どこからともなく子どもの声が聞こえてきました。
「トリック・オア・トリ〜〜ト!」「トリック・オア・トリ〜〜ト!」

ハロウィーン(苦笑)。


さて、昨日からの続きを。えーっと順番的に云えば、このあとサウンドチェックのためにハコへ入ったんだ。今夏できたばかりの新しいクラブ「nattsu music cafe」。中に入ると、左右別々の店に分かれる構造になっていて、右側がクラブ、左側にあるのはクラブはクラブでもホストクラブ!
このクラブはホストクラブのオーナーが同時に経営していて、バーのスタッフは現役ホストが兼業。しかもこの日はイベントのために、ホストクラブは臨時休業。VIPルーム代わりに出演者が自由に使えるようになってました。さっそく一番奥のボックスを陣取って、ウーロン茶を頼んだところ、クリスタルのデカンタで運ばれてきた。ワオ。普段このソファに座ったらいくら払わなきゃいけないんだろうなあ・・・などと詮無いことを考えてたらお呼びがかかり、サウンドチェック。この時、キビキビとPAの調整を担当してくれたのが両店を統括するオーナー本人。後から聞いてビックリ。オーナーといったら、てっきり清水健太郎(五度目の逮捕!)的なルックスの、コッテリしたオヤジを想像してたから!
そしてこの後、高松湾を一望できる素敵なロケーションでの飲み会、それから本番のイベントに突入したわけですが、飲み会が終わって一回ホテルに戻った際、デジカメを部屋に置いてきてしまい、パーティ中の写真が一枚も手元にないという体たらく。イベントの最中にはいろんな人がやたら写真を撮ってくれた記憶があるんで、いつか手に入ったら追加しておきますね。あしからず。
ということで、テクストだけのざっくりした報告になってしまいますが、お客さんと出演者がとても近くて(ココロの距離ね)、オーガナイザーであるハタジくん、ユースケくん、リカックス、サポートのミヤザキくんたちが大事に育ててるパーティなんだなあと感じました。東京のバンドなのに、まるで地元出身のように受け入れられているブーゲンビレアの演奏も素晴らしかった。ユースケくんとリカックスがスプリットシングルでリリースした7インチ(これね)がパーティの目指すところを明確にしてるし、その成果は着実に実を結びつつあるというか(関西や九州からも熱心なお客さんが駆けつけてた)。
もちろんパーティだけでなく、うどんもそうだし、アート系施設の充実ぶりなんかも含めて、近県旅行のパッケージとしてこの町が見過ごせない魅力を持ってると思うんだよね。しかも昨日今日整備されたワケじゃなくて、もう十年以上前からじっくり時間をかけ、静かに熱を保ち続けてきたわけで。もちろんここで暮らしてる人にとってはもっと大きくて切実な問題もあると思うけど、無条件の好感度は、その町にとってものすごく有効な武器だよね。まま、ちょっと中締めみたいなことを書いてしまいましたが、要するにおそるべき求心力なんだ、今の香川って。またぜひこのパーティにも参加したいし、末永く応援していきたいなあ、と。

えー、といったところで、ハナシは二日目へ飛びます。朝10時にチェックアウト。30分くらいロビーで新聞読んでたら、ブーゲン一行を乗せたクルマに乗ってハタジくんが登場。さっそくうどんツアーに出発しました。
まず一軒目の候補はセルフうどん「めん吉」。そこをめざして坂出方面へクルマを走らせていたのですが、全員が空腹に耐えきれなくなったため、急遽ハタジくんが以前からチェックしてたという「まるや」さんにて途中下車。ここもまた前日の「明石家」同様、店構えはアウラ0。この店がもし他県の国道沿いにあったなら、間違いなくスルーしてたと思います。しかし「まるや」の周囲に漂うのは、なんともいえないイリコ出汁の良い香り。我々はフラフラと店内へ吸い込まれていきました。



どうよ、この艶っぽいうどん! このうどんの「もちもち」感はただ事じゃありません。噛んだ瞬間はふにゅうっと柔らかいのに、噛みきるときにクッと腰が入る。その一瞬、歯茎から伝わってくる感触の心地よさといったら・・・思い出すだけで、陶然。つきたての餅のごとく、食べる人のココロをやらかくする天使の食感。ほんのり黄身かかった麺はまさに眼福。無心で食べてしまいました。トッピングは今後のスケジュールを考慮して、丸いエビ天をひとつだけ(お皿の空間は一瞬で胃の中へ消えたおにぎりがのっかってた部分です)。ぶっかけの出汁もキリッとイリコが効いていて美味しかったなあ・・・。ちなみに今、調べたところ、ここのご主人は製麺技能を競う大会でグランプリを受賞したことのある麺打ちのマエストロだったみたい。道理で。

まるや http://gourmet.yahoo.co.jp/0005907835/

実は今回、ガイドブックや雑誌の特集などが必ずフォローするような有名店・・・中村、蒲生、宮武、山内、谷川米穀店などはできるだけハズして、地元の人たちがブラッと食いに行くような、もっとカジュアルな店を中心に回りたいと、案内人のハタジくんに伝えていました。それゆえ前日行った「明石家」とかこの「まるや」のように、ハタジくんすら初めて入るようなお店も大歓迎。カーナビがあれば誰でも行ける有名店は、いつだって誰とだって行けるしね。しかもそうやって入った店がことごとく「当たり」なんだからこたえられません。

えーっと、またここで区切ります。あともう三軒あるよ!