真理先生」読了。歴代のガロ編集長・・・故・長井勝一さん(木造モルタルの王様)と故・渡辺和博さんに対して、根本さん、本書のプロデューサーであるみうらさん、装丁の南伸坊さんが勧進帳スタイルで無言の弔辞を読む光景(=無念)が、ふと目に浮かびました。*1
ところで、熱心なファンの方なら何を今更って話かもしれないけど、数年前・・・根本さん(1948年生)が四十代半ばにして、双子のお父さんになってたのには驚いたなあ。最終章に収められたエッセイ「ヤキソバパンをパクつきながら考えたこと」の文中、ゴシックボールドで強調されたフレーズ「人生は金じゃないんだ!! と、見得を切るためにも金は必要だ」「子ども学校通わせなきゃロックンロールじゃない*2」が、ことさら心に響く・・・。*3
これからご長男を含めた子ども三人を、腕一本で育て上げバーならない根本さんの「熱・気」が、これから連続三ヶ月発売されていく新刊一冊一冊に「えいやあ!」と込められているはずであり、俺のような十年来の(無職に毛が生えたような)自由業だけでなく、働く人みながおしなべて"自由業みたいなもん"な、このご時世の只中で「迷える者を戒め救済することになる」「バイブル」(リリーさん筆による帯文より)であることは間違いなし!と、思いました。そして続刊二冊は勿論のこと、脚注でさりげなく触れられている「同盟日記(1982-2009)マヌケ美」がさらに待ち遠しい!


マンガの鬼〜アックスVOL55

マンガの鬼〜アックスVOL55

この世で最も地中に深く根を下ろしすぎた超俗エブリシングス・オールライトな音盤たち(他)を探求の明け暮れですので皆様にお伝えしたく、の4半世紀「アックス・幻の名盤解放同盟の25年」特集号も読まなきゃダメ、ぜったい。

*1:きっと蛭子さんはその横でニヤニヤしてるんでしょうけどね。

*2:これは永ちゃんの金言。

*3:また別のエッセイで、根本さんは自販機の釣り銭を集めてまわるホームレスの姿に「もうひとりの俺」を一瞬、垣間見るのですが、そのホームレスを見つめる根本さんの姿に、俺は「もうひとりの俺」を見るのです。しかし「もうひとりの俺」というのは結局のところ、今の俺でしかないのであります。