もしも政府が独自の紙幣を発行するなら通貨単位は円天にすればいいじゃん、と思ったり思わなかったりしている、子ども銀行頭取のミズモトです。熊本からあっというまに一週間。早く書き終わらなければ!

<ソングサイクル>

PEANUTSの井手君がぜひとも共演させたかった!とチカラの入っていたバンド、ソングサイクル。ソングライターの田尻精君を中心にした六人組。ファーストアルバムからの音源を彼らの公式サイトで聴き、パーティの中でどういうふうにお互いの良さが出せるかな〜なんていろいろ考えてたんだけど、完全に杞憂。アルバムには参加してなかった紅一点のパーカッション奏者、里萌恵子さんが演奏にも視覚的にも良いアクセントになって、完全にお客さんのハートを掴んでました。シュガーベイブ・ミーツ・初期トーキング・ヘッズと称したくなるようなグルーヴ感と独特の唄ごころ。熊本のような素晴らしい町に暮らしながら、こんなステキなバンドをやってるなんて羨ましいかぎりです!

<DJ! DJ! DJ!>
さすがはKUMAMOTOだ。カワイコちゃんがフロアに溢れ、ぼくのテンションも自然とウナギ登り。そのうちどこからかショットグラスが回ってきて・・・ブクブクブク(フロアに沈む音)。*1

<玉名ラーメン>

午前11時、チェックアウト。快晴。井手君&テツ君、そして昨日のパーティで共演した"グラスゴー・マスター"こと安永和俊君と合流。当初の予定ではうどんを・・・ってことだったんだけど、おなかの減りよう方がただ事じゃなかったので、急遽リクエストをラーメンに変更。残りの三人も大賛成ってことで、井手君オススメの店「大輪」を目指し、一路、玉名へ。
昨夜のパーティを反芻しながらのドライヴはたのし。そうこうしてるうちに現地到着。玉名は熊本市内に比べて、いくぶん山間と云うことで空が近い。視界いっぱいに広がる青空が眩しい。あまりの心地よさにノビをした瞬間、ウッ!とおもわずエビ反るほどの豚臭(トンシュウ)がっ!!!
ぼくは今回初めて知ったんだけど、ここ玉名は九州屈指のラーメンタウン。実は熊本ラーメンのルーツもこの玉名にあるというのです。帰宅後、あらためて調べたところ、「玉名ラーメン協議会」なるものがあり、そこに加盟する16店がけして広くない市街地の中でひしめきあい、しのぎを削っている激戦区。要するに、町のあちらこちらで豚骨をぶちこんだ寸胴がケモノ臭を放っているという、まったくもっておっかないエリアなのであります。ぼくらがこれから入る「大輪」の裏手には、店舗へピッタリと密着するようにアパートが建ってたんだけど、あそこに暮らす住人はまともに暮らせてるんだろうか? と、心配になったほど・・・。
満席だったので15分ほど待たされた後、大きな赤暖簾をくぐって店内へ。意外にも店のなかはニオイ控えめ。とりいそぎ瓶ビールを二本頼んで、迎え酒。運転手のテツ君はナチュラル・ボーンな下戸なので遠慮は無用。カンパ〜イ!
ラーメン×4を注文し、ぼくだけおむすびをプラス。どうです、美味そうでしょ? 味は熊本ラーメンと博多ラーメンと中華そばを最適のバランスで折衷した感じ。スープの表面はラード、麺は中太のストレートだったかな。トッピングの揚げニンニクチップはラーメンがテーブルに届いてから、お店の人が入れるかどうか尋ねてくるシステム。*2
それにしても、美味かった・・・。今まで喰ったことのあるラーメンの中で五指に入れてもいいくらい。食べ終わった後、口の中がアブラっぽくなったところへおむすびをほおばると、これまた美味し。最後におむすび半個をラーメンスープに投入して、おじや風でいただく。満喫・・・。
店外に出ると、十五人ほどの列ができてました。で、クルマに乗り込みながらふと気が付いたんだけど、さっきと同じルートで駐車場まで歩いたのに、トンシュウがまったく気にならなかったんだよね。現金だなァ、俺。

草枕温泉>

何年か前、TMVGで熊本へ行った折、熊本市内のラーメン店・・・たしか「黒亭」へ連れて行ってもらったんだけど、帰りの飛行機に乗り込んだ瞬間、互いのカラダが放っている"ケモノ臭"の強烈さに、おもわず常盤さんと顔を見合わせたことがありましたが、食後に玉名から向かったのは・・・温泉!!
智に働けば角が立つ。情に棹させば流される。意地を通せば窮屈だ。とかくに人の世は住みにくい・・・という書き出しで有名な、漱石の小説「草枕」の舞台となった玉名市天水町にある、その名も「草枕温泉」。露天風呂に四人で浸かれば、目の前に有明海。海の向こうには雲仙。まさにZEKKEI!
イベント疲れもトンシュウも天草の風と一緒に吹き飛んでいきました。で、風呂上がりには、この施設の近所にある「水本オレンジガーデン」で獲れた特産ミカン(未確認)を、その場でジュジュジュッとしぼった生ジュースをいただく。いや〜、なんかすんません、ホントに。*3

<アキラ、食い負ける>

見出しどおりです。食い負けました。たいてい全国どこへ行っても、俺が一番食うんですけどね。今回は完敗でした。
まず温泉を出てから、コンビニに寄って、ビール確保。もちろん運転手のテツ君以外ね。井手君と安永君がロング缶、俺はかわいく135ml缶(一敗)。で、道すがら発見していたタコ焼き屋に寄ってもらって、ひとパック購入(一勝一敗)。テツ君はソフトクリームGET(一勝一敗一分)。一旦、熊本市内に戻って、PEANUTS RECORDSの店内にて一休み。帰りは最終便だったので、少々時間が余ってました。そしたらば、井手君がどうしても連れて行きたいうどん屋があると云いだした。正直ぼくは遠慮したかったんだけど、ウチに帰りつくまでを考えれば、まあなんだかんだでけっこう時間もかかるし、がんばって食ってみるか、と。
で、行きましたよ。店名は「みのり」。ちなみに昨日食べたのは「みのや」ね。ちょっとまぎらわしいですが、ここのうどんは九州系ではなく、讃岐(苦笑)。井手君がパワーレコメンドするカレーうどんはパスして、生醤油うどんといなり寿司(一勝一敗二分)。お値段はなんと250円でした。つまみぐいした(させられた)カレーうどんはほんとに美味かったですよ。
そういえばね。市内から「みのり」へ向かっている途中、テツメンバーが急な睡魔に襲われ、危険を感じた我々が緊急停止を命じ、通りがかりのコンビニに入ったんですよ。ぼくは面白いイラストが描いてあるティーオレを買って、外でチューチューやってたんだけどさ。そしたら、さっきまでハンドル握りながらフネ漕いでたはずのテツメンバーが、これからうどん食うってのに、なんかチョコがたっぷりかかってる菓子パン咥えて出てきたから、ひっくりかえりそうになりましたよ(一勝二敗二分)。
さてさて。
空港までの道が異様に混んでたので、残念ながらお土産用の馬刺しは買いに行けなかったけど、テツ君がナイス判断&グッド・ドライビング。空港にはかなり余裕を持って到着。お土産の陣太鼓もばっちり確保して、一足の靴は機上の人に。福岡へ帰還する安永君を見送ったあと、深夜まで井手君とテツ君はふたたび飲みに行ったそうです(一勝三敗二分)。
これから長いつきあいになりそうな新しい友人たちとたくさん出会えて、胃袋以上に未来がふくらんだ、ステキな旅でしたよ! パーティへ遊びに来てくれた皆さん、オーガナイザーの井手君をはじめ、共演した安永さん、ソングサイクル、タジリJr.くん、運転&無限の食い気を担当してくれたテツくん、会場のindigoスタッフのみなさん、ありがとうございました〜。ASAPでお会いしましょう!

*1:詳細なパーティレポは井手君が彼のブログでレポートしてくれてるので、良かったらそちらをぜひ。フロアを写した写真が載ってるんだけど、実際はほとんどの時間帯でもっとたくさん入ってましたよ〜。しかしですね、同じく掲載されてたDJ中のぼくの写真。髪の毛が相当ウザいことになってましたね。あのあと、すぐ美容室へ行きました。かなり短くしましたよ。

*2:井手君によれば、久留米ラーメンに近いそうだけど、ぼくは久留米ラーメンを食べたことないので判断つかず。

*3:余談ですが、天水町笠智衆さんの出身地でして、笠さんのご尊影が館内館外問わず、漱石そっちのけで大フィーチャーされてました。