de la soul @ HIPHOP.COM

De La Soulの「3 Feet High and Rising」も発売からちょうど二十周年。この二月に立ち上がったばかりのオンラインマガジンHIPHOP.COM*1が、"ヒップホップの歴史を変えた名盤"として、かなり気持ちの入った特集記事を掲載していました。
デ・ラの三人はもちろん、第四のメンバー的存在だったプリンス・ポール、パブリック・エネミーチャック・D、盟友ジャングル・ブラザースのアフリカ・ベイビー・バム、ギャング・スターのグル、クール・キース、ビースティ・ボーイズといった豪華メンツで振りかえった<3 Feet High and Risingの出来るまで>。
この記事の最後のほうでビースティーの面々も語ってるとおり、デ・ラ・ソウルがプリンス・ポールと、ビースティがダスト・ブラザースと、パブリック・エネミーが「Fear Of A Black Planet」として結実する傑作シングルをボム・スクワッドと、そして東京ではいとうせいこうヤン富田が『MESS/AGE』の制作を通して、よりリリカルで、高次元の音楽へとヒップホップの可能性を拡張しようと挑み、三者三様の大きな成果を挙げた八九年という年にはナニかがあった!としか思えません。
なにがあったのか・・・? なにがあったんでしょうか・・・。宇宙からのメッセージ? 放射能? 水道水になにか混じってた、とか?
ちなみに八十九年にはあの東京・埼玉連続幼女誘拐殺人事件が発生。ぼくは宮崎勤も会員だった八王子のビデオレンタル屋でバイトに勤しみながら、これらのレコードやCDをせっせと買っているだけのボンクラ美大生。授業をさぼってトランジスタ・ラジオを聴きながら屋上で寝っ転がってたけれど、ぼくのアンテナはなんのマジック・ナンバーもキャッチできませんでした、が。



3 Feet High & Rising

3 Feet High & Rising

レコ屋で初めてこのジャケットを見たときの衝撃は忘れられません。ショッキングな色使いとユル〜い手描きのロゴ。ラッパーにつきものの虚勢などまるで感じさせないメンバーのボンヤリした面構え。デフ・ジャム一派、PE、NWAみたいなコワモテたちとの明らかな違いが、音よりもまずジャケットデザインから伝わってきたというか。ヒップホップというアートフォームが"路上の現代音楽"なら、デ・ラの登場はまさにポップアートの出現。
メンバーたちが自分と同学年(POSとMASE)ってことにも、強い親近感を感じてました。


MESS/AGE

MESS/AGE

1995年に出た再発盤はまだ定価で買えるんだね。素晴らしい!

*1:よくこんなドメインが取れたよなぁ。