半分ほど読んでいたマーク・オブマシック『ビッグ・イヤー』を中断し、買ってきたばかりの『1Q84』を読む。かき氷を食べるように最初はスプーンでちょっとずつ。最後の方はガラス容器をつかんで、のどへ流し込むように読んでしまいました。
気になること、心に残ったこと、引っかかり・・・そうしたことのいくつかはどんな用途があるのかわからないけど、ひとまずメモをしておきました。大量に作って凍らせておいたスープストック、残りものの野菜や肉を適切に保存しておくように、いつかそれらを組み合わせて、美味しい料理を迅速に作ることができるかもしれない。少なくとも自分がいま抱えている悩みとかちょっとした問題に対して、婉曲な助言を受け取ったように思えたこともあり、この「1Q84」という小説に対して(今のところ)友情とは呼べないまでも親密さのようなものは感じています。
それにくわえて、読み終えるまでに(読んでる最中に)いくつか風変わりな出来事が起こったんですが、この本を読んだこととの関連性に関してデフラグが終わってないので、あらためていつか。
それにしても。気に入った作家の新作を発売日に(厳密に言えば一日前)買って、読むというのは幸せ・・・というか悪くないです。特にこんなご時世では。この先いくら大好きだからといって、紀伊國屋書店の店頭に平積みされたレフ・トルストイの書き下ろし新作長篇とか、ベートーベンやバッハやビートルズのニューアルバムをタワーレコードTSUTAYAで買うことはできないし。あ、でもひょっとしたら最後のひとつは(非常に喜ばしくないかたちで)可能性はあるか(苦笑)。*1


ペーパー・ムーン スペシャル・コレクターズ・エディション [DVD]

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バッハ:平均律クラヴィーア曲集第1巻(全曲)

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*1:追記:今、ざーっと二回目を読んでたんだけど、この作品はほんとにこの二巻で完結するのかしら。ネタバレ気味になるので詳しくは書かないし、一度メモ書きに留めて伏せたことをクドクド書き出すのも野暮ですが(読みたくない人はここで目を伏せてください)、小説の中に登場した拳銃は発砲されなければならない(チェーホフ)のなら、弾だけ込めて発射されてない"拳銃"があまりに多すぎるもんね。残り二冊くらい出てもおかしくない気がします。
追記2 : "I've been writing that book for close to two years and it's going to be the biggest book I've ever written(二年間かかって書いた小説は自著の中でもっとも大きい作品になりそうだ)" from his interview for TIME magazine Sep. 2008