みぞれ混じりの寒風吹きすさぶ中、平塚まで『ラブリー・ボーン』を見に行ってきました。

公開から日も経ってないことですし、感想は・・・・・・畳みます(笑)。


はい、ということで。

ここを開けたと云うことは、要するにココロの準備をしていただいたと判断し、ざっくばらんに書かせてもらいます。

まず原作小説がとても良かったし、ピーター・ジャクソンとの相性もけっして悪くないだろうと踏んでたんです。ストーリー的にも映像的にも。
と・こ・ろ・が・!
フタを開けてみると、とんでもなくガッカリさせられる映画でした。ハッキリ言えば、駄作。今年のアキラジー賞はこの作品で決まりといっていいかも。
気に入らなかったポイントを酒の席ならたぶん100個は挙げられるんじゃなかろうかってくらいで、トールキンの「指輪物語」をあれほど見事に脚色した手腕はなんだったんだろう? と考え込んじゃうようなひどさ。そんな見立て違いをした自分を責めるような気分にさえなってしまったくらいです。

まあ、原作を読まずに見てたら別の感想もあると思うし、原作と映画を比較してワアワア云うのは無粋も承知ですけど、でも映画化に際して排除された要素がことごとく「ここを省いたり、表現をボカしたりするくらいなら、なんでわざわざこの小説を映画にしようと思ったんだろう?」と、不思議になるような部分・・・ぼくにとっては重要度スペシャルAの要素ばかりだったんですよね。
先日のエントリーでぼくが指摘した天国とタイム・ラインの共通性・・・って話題も映画だけ観たらまったく描写されてないのでちんぷんかんぷんだと思います。*1

良かったのはブライアン・イーノが担当したサウンドトラックをドルビーサラウンドで聴けたことくらい・・・なのに、サントラが発売されてない! オーマイガットトゥギャザー!


そして主人公のスージーを演じたシアーシャ・ローナンちゃんが映画を観てるうちにどんどんマーティン・ショートに見えてきたのも不覚!

とりあえずぼくからは<割引以外の日に見に行く必要はなし。行こうかどうか迷ってるなら正規チケット代の半額で買える原作本をどうぞ。満足したら映画はDVDかTV待ちでOK>と、現実的なアドバイスを送りたいと思います。以上!

*1:実はダメな理由を10個くらい書き連ねてたんですが、読み返してるうちに空しくなってきて思わず消しちゃいました。ダメなものをそのままダメというのは芸がない。でもヒネる気さえ起こらない。もし原作と映画を両方チェックされて、同じように感じた方がいたら、ぜひ飲みに行きましょう(笑)。