バンクーバー五輪の閉会式に登場して、おいしいところをかっさらったニール・ヤング大先生。なんだかんだ言っても七十年代前半にリリースされた『アフター・ザ・ゴールド・ラッシュ』から「渚にて」までの四枚が最高・・・なんて思ってたけど、ふと今の耳で改めて聞き直すと、七十年代後半に発表されたスタジオ作品・・・つまり1975年の『Zuma』から1978年の『Comes A Time』の充実ぶりはただ事じゃないな〜と、再認識。
渚にて」『今宵その夜』でとことんまで追求した内省的な世界観を弾けるようなクレージー・ホースの援護射撃で吹っ切った『Zuma』(ミズモト杯レコジャケコンテストの優勝候補!)、マイアミ録音のせいかホッコリした演奏が楽しいスティルス・ヤング・バンド名義の『Long May You Run』、カントリーとヘヴィーロックの融合という,今のアメリカン・オルタナティヴ・ロックの先駆的作品『American Stars 'N Bars』、そして『ハーヴェスト』や『アフター・ザ・ゴールド・ラッシュ』に並ぶ名盤だと前々から思っていた,明るく透明感の高い良曲いっぱいの『Comes A Time』・・・夜はまだまだ肌寒いこの季節にお湯割りとか飲みながら聴いてると,実にいいんです。
なんかこんなふうにニールのことを書いてると、つくづく自分がオッサンくさくなったようでイヤなんだけど(笑)、WILCOとかレディオヘッド、はたまた堀込兄弟の作品なんかを通して、カントリー・ロックのエッセンスに触れた人たちなら、きっとこの時代の作品は気に入ってもらえるはずだし、掘り下げるに値する作品ばかりだと思います。

・・・・・・とか書いてる今日からディランのライブハウスツアーがスタート。見に行きたかったなあ。