味噌汁について語るときに僕が語ること。

<写真上:午前六時の西口会場。駅ビルを挟んだ反対側に、この二倍くらいのブースが出店している東口会場があります。写真左下はオープン二時間後の西口。写真右は東口会場にあった、最もシャレオツなお店>

毎月第三土曜日に開催されている「やまとプロムナード古民具骨董市」へ行ってきました。氷嚢を頬に当てられているような夜明け前の空気に震えながら、各駅停車に揺られて約三十分。午前六時のオープンきっかりに大和駅へ到着。
しかし、鼻息の荒いぼくをいさめるように、まだ九割くらいのブースは準備が出来てなくて(夜明けと同時に店を開けて、黒山の人だかりになってる店が一軒だけありました)吉野家で朝定食を食べたり、マックで本を読みながら時間を潰しつつ、のんびりと昼前までガーベッジ・ハンティング。
"古民具骨董市"と謳ってるだけあって、古書やレコードは殆どなかったんだけど、食器、雑貨、家具、端切れ、古着物、毛糸、紙モノなど思いのほか安くて琴線に触れるものが多数あり、飽きることはありませんでした。そもそも、ああいう青空市場っていろんな客商売の原点だったりするわけで、人の本能や欲を焚きつける力が強いんだろうね。むしろ値段を訊いた上で高ければ諦めようと思っていたのに、耳打ちされた金額が思いのほか安くて動揺……というパターンが多く、困ったくらいです。


<本日の収穫品より:こにくたらしい顔つきをした猫の一輪ざし。あと長く運命的な出会いを待っていたマイ・ファースト・コケシ>

買い物は途中から横に置いて、おもわず足を止めたくなるブースと素通りしてしまうブース、よく売れてるブースとそうでないブースの差はどこらへんに違いがあるんだろう───品揃え、レイアウト、店主の醸す雰囲気も含めて、どういうファクターがこちらの気分に作用しているのか───ワニブックの店主として各種イヴェントに参加する際の参考にしようと観察に励んでみたりして。そういう部分でもいろいろ勉強になりました。

話、変わりますけど。ひさしぶりに早朝の吉野家で飲んだ味噌汁が冷えた体を温めてくれたこともあってやけに美味かったんだよね。牛丼の値段はスクエアプッシャーの曲のように激しくアップダウンしてるけれど、吉野家の味噌汁50円って何年くらい変わってないんだろうか。松屋すき家に気持ちがあまり向かないのは、あの粉っぽいインスタント味噌汁のせいだと思う。


そして一心不乱にSP盤をディグしていた白髪の老人をこっそり撮影。会場に詰めかけた大勢の人たちの中で、SP盤を狙ってたのはおそらく彼ひとりでした。虫めがね持参で盤質をチェックしている姿はいつかどこかで見たような……。