ハム・ソーセージおーいしそう〜、ハム・ソーセージたーべたいなあ〜と、いうことで。三十年ぶりの新譜と呼ばれているザ・ビートルズの「ハム」・・・ではなく、「LOVE」を聴きました。*1
ジョージ・マーティンと息子のジャイルズが数年かけてビートルズの全曲をトラックごとに解体し、別の曲を組み合わせて新たなサウンドを生み出すことに成功*2」してるのかいないのか、いくばくかの好奇心を膨らませていた僕ですが、うーん、まあ、やりたかったこともわかるし、良いとは思うんだけど・・・でも、こんなもんだよなぁ、とかなんとか呟きながら、打ち寄せる湘南の波に石ころを投げ込んだ次第です。
マグロの刺身をマヨネーズで食べさせるような反則技を次々に繰り出す、2many-dj'sのようなマッシュアッパーを例に挙げるまでもなく、JAY-Z×DJ Danger Mouseの「The Grey Album」や、カニエ・ウェストの「West Sounds」(こっちはビーチボーイズを使った作品ですが)などもそれなりの話題を集めたわけだから、この作品を「新作」だとか「新たなサウンド」と呼ぶことには、いささか粉飾感を感じるのは僕だけでしょうかね。まあ、カラオケボックスで自分の部屋の音と隣の部屋の音が混じってるような状態を「新たなサウンド」と呼ぶなら、充分そうかもしれないけど(笑)。*3
どうせ"死体"を繋いで作る新しい生命なら、とことんインモラルな作品になって良かったと思う。殺人鬼の脳を持ったFreaks=異形の怪物<フランケンシュタイン>のようなサウンドだったら、逆にもっと愛せたんじゃないかな。
いわゆる「見た目が九割」で善し悪しを判断する人たちには激しく毛嫌いされるけれど、残り一割のリスナーが完全にFreakになっちゃうくらい(文字どおり)Freakyな仕上がりになっていたとしたら・・・もっともっとよかったかも。*4
あと、個人的にミスター・ホンダ*5の感想が気になっております!

*1:ずうとるびがリリースした9枚のアルバムと20枚のシングルを、大のずうとるびファンである常盤響さんに解体&再構築してもらう企画「ずうとるびのLOVE」というのを今、思いつきましたが、全然面白くなさそうですね。

*2:EMIの公式サイトより。

*3:その点、ポールはTVインタビューで「もっとやってくれちゃって良かったのに」って言ってたけど、今にして思えば、あれホントに信頼できる意見だったよ。

*4:もこみちよりもいまいちの方が友だちになれそうだし、美化された波田陽区なんて最高に笑えるじゃんね。ビートルズって、愛だの平和だのといったキーワードだけで美化されてお終いになるようなバンドじゃないはずなんだけどな。うーん、これって欲張りすぎなのだろーか。たとえばオリジナル・ラトルズのアルバムには異形性とLOVEが無理なく共存してるよね。そんなことをジョージ・マーティン親子に求めても、しょうがないのだが(笑)。

*5:フロム・ビートルズ研究所。日本一のビートルマニアである彼の生き様については拙著「レコード・バイヤーズ・ダイアリー」を読もう!