昨晩、ベッドに入ってから思い出したのですが、大瀧、ザッパ、トッドの三人は皆、彼らの代名詞というべき自宅スタジオを根城として、作品を制作してきました。大瀧さんならFUSSA STUDIO、ザッパはSTUDIO-ZとUMRK、トッドはSecret SoundとUtopia Sound Studio、というように。
現在ではミュージシャンがプライベートなスタジオ環境を構築することは、機材の進化や低価格化のおかげで、まったく珍しいことではないですが、1960〜70年代では相当に特殊なことでした。自宅に隣接したレコーディングスタジオのなかで、ミュージシャン、プロデューサー、エンジニアなどのさまざまな顔を使い分けながら、独自の音楽を"ホーム・グロウン"してきたのは、彼らの大きな共通項。そこに触れないまま、ハナシを締めるにはいきません。
そういえばヒッチコックはスタジオこそ所有してなかったけれど「劇場」は持っていましたね!